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マンションでお茶事

2010年09月26日 14:43

お茶をするというのは、茶事で亭主としてお客様をお招きしたり、お客様にお呼ばれしたり、水屋のお手伝いをさせていただいたりすることなのですが、近年は稽古をすることがお茶になってる事が多いのは、とても残念におもっています。
お茶室がないからできないと、よく言われますが、それは工夫次第。
先日、ご自宅マンションでの茶事にお招きを受けました。
ちゃんんと廊下に水をまいていただき、ドアにも手がかりを。
待合の茛盆には美しい灰型の火入れが用意され、秋の風情の色紙が壁面に。
くみ出しをいただいて、同じ部屋にしつらえた簡易の腰掛待合。なんと、ちゃんと円座もご用意いただいています。
迎えつけをいただいて、お部屋に入ると、そこは、凛とした茶室空間。天井から下げられたスクリーンをうまく活用されて床の掛け軸をかけていただいています。
可愛い風炉釜に、風情あるお棚。
襖や壁が白なので、ここがマンションの一室とは思えず、ゆったりとした茶室空間での茶事ヲ楽しませていただきました。
心尽くしの懐石は、吟味された食材を手間隙かけておつくりいただいたもの。もう、ありがたくて、ありがたくて。ありがたいというのは 有ることが難しいということ。これだけ、お心を尽くしていただけるということは、本当にありがたいのです。
白くてふわふわの炭点前の羽箒が、お軸の言葉に呼応して、情景が大きく広がります。
季節感とご亭主の茶目っ気が感じられる香合にも、ひとしきり話しの華が咲きました。
お菓子は、餡までご自身で炊かれたオリジナルな、きれいなお菓子。美味しさはいうまでもありません。
後座の床には、のこ季節手に入りにくいめずらしい茶花が。床の花はなぜか、入れられた方を移すもの。私がいうのもなんですが、なんだか、ひと剥けて、伸びやかに、おおらかになられたような。
この日のために、組んでくださったお道具も、一つ一つ、茶道具としての大道をゆく筋の良い品のあるものばかり。ほんとうに、うれしくなってしまいます。
後炭で、風炉中拝見をさせていただきましたが、風炉の灰型の見事さも、うなるほど。
薄茶になる頃には、ああ、もうこれで茶事がおわってしまうのだと、名残美味しい気持ちが。
名残惜しい気持ちで、帰途につくというのが、茶事に呼ばれての最高のおもてなし。
お茶の素晴らしい伝統を活かし、現代に生きるお茶をすることは可能なのだと、思わせ手いただいた、素晴らしいマンションでの茶事でした。
心より感謝。

<和の心< 茶道・茶事・茶人の世界ホームページ
http://www.wa-no-kokoro.jp/

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