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震災直後のお茶席

2011年04月11日 12:55

3月31日、カルペディエムのイベント。
山本能楽堂さん主催で、大阪の粋を楽しむ一日です。
能は山本章弘さん・落語は桂春蝶さん・浪曲は春野恵子さん・花は松井玉甫さん・そして茶席は峯風庵 庵主の私です。
きれいなチラシも作っていただきました。
http://www.tsubutsubu.net/data/carpediem_omote.pdf
http://www.tsubutsubu.net/data/carpediem_ura.pdf

3月31日大阪の粋

3月31日大阪の粋

3月31日大阪の粋



桜の古木にもちらほら、つぼみのほころびが見られる温かな、穏やかな一日でした。
カルペディエムのご近所さんへの一般公開もしていましたし、公演のお客さまも、どんな方々がこられるのか・・・。
茶席の対応は万全にしておかなくては。
こんなとき、弟子をとらない社中をもたない席主と言うのは、たいへんなのですが、インターネットのおかげで、茶友が駆けつけてくださり、チームワークも抜群。せめて気持ちだけ、お昼には管理人さんのお母様が経営されている洋食屋さんから手作りのお弁当。母の愛を感じるような美味しいお弁当で、大感激。このお弁当に一番反応したのは、何を隠そう、私です。笑。
3月31日大阪の粋


お茶がはじめてのお客さまにも、茶席を楽しんでいただけました。
それぞれの和文化に興味がある方がこられたのだとは思いますが、あれだけ、お茶がはじめての方ばかりのお茶席と言うのも初めて。
3月31日大阪の粋

3月31日大阪の粋

和文化に携わる、和文化に興味を持つ方々は、和文化の素養として、お茶にも少しはなじんでいらっしゃるかと思っていましたが・・・。
和文化の世界は蛸壺化しているのかも。
今回のイベントは、和文化のいろいろを一度に体験できという、面白い試みでした。

大震災の後で、華やかなイベントは少々気が引けたのですが、床には「神」の文字。そして、大きく桜の花を入れました。
香合は「空」の文字がはいった萩焼きのもの。
3月31日大阪の粋



桜は大和言葉で「神様の美しい魂が宿る場所」と言う意味があります。
日本人と神、あらぶる神、自然とともに生きてきた日本人、あるがままに受け入れるという生き方、色即是空などのお話しているうちに、被災地の方々のことが頭をよぎり、泪がこぼれてきました。

私は、お茶の水屋のことを水谷と書くことがあって、皆さんに不思議がられていたことがありました。
もともと、茶人は谷川の水を汲んだり、山も湧き水を汲んで、山で炭を焼きお茶のための湯を沸かしていました。侘びた茶室のバックヤードは、谷だったので、水谷と昔は書いていたそうです。自然あってのお茶です。
経済発展、文明が進んだ世の中で、水を汲んで、炭をおこす、暗くなれば蝋燭の灯りで過ごすなど、何をやってるのかとお茶をされない方々からは言われることがあります。
被災地でも、電気も水道も復旧しない場所で、お茶一服で、心の渇きを癒されておられる茶人さんがいると聞きました。

今回の災害で、私がお茶をしているのは、たぶん、こんな考え方もありますよ、こんな方法もありますよ、こんな生き方もありますよと、少し進みぎみの世界に、もう少しゆっくりでもいいんじゃない、もっと大切なものやことがありますよと、自分自身でも思い、また、メッセージを発信したかったからではないのかと。
伝統や文化にたづさわる者がいて、少し、世の中のバランスが取れているのではないかなと、ちょっと思ったイベントでした。

<和の心 ホームページ>
http://www.wa-no-kokoro.jp/




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