# 8月30日寺内町燈路の夕べ 夕去りの茶事

2014年09月07日 20:19

晩夏の風物詩、往く夏を送る寺内町燈路の催しは、例年よりたくさんの方がいらしてくださっていました。
昼過ぎから準備をされる方々の声が聞こえて、わくわく気分が次第に高まります。
この写真は、茶事の前のリハーサルの時に、アシスタントのRちゃんが撮影してくれました。おニューの色無地ひとつ紋。Rちゃんが着付けをしてくれたので、茶事が終わるまで着崩れがしなくて、シャキッと気持ちよかったです。
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寺内町燈路の夕べに開催させていただく 峯風庵の夕去りの茶事は、午後4時半のお席入り。
ちょうど、そのころに雨が降ってきて、急遽、露地を土間に作りましたが、午後6時半には燈路に灯りが入り、峯風庵でも、退出の時には、通常の露地にキツネの灯りをたくさん点灯させていただきました。

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じないまち物語の茶事では、じないまちの歴史と文化、そして、これからの未来につなぐ、和と幸のメッセージをお伝えしています。
お客様に恵まれて、気持ちよく、楽しくお席を進めることができました。
ちょっとお話しすぎてしまったかも~~。

初座の床の花は、時代の虫籠にいれました。じないまちの建物の特徴である虫籠窓について、お話させていただきました。夜のじないまちで狐に化かされるという話も、まんざらではないとおもえる町の様子などなど。

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お客様のお顔が、茶事が進むにつれて輝いてくるのを拝見するのが、私の生きがいです。お客様それぞれが、茶事の中で何かを見出され、これからの人生の心の糧になってゆかれたら、こんなにうれしいことはありません。

往く夏をおしみつつ、秋の到来を待つ、そんな気分の道具組にしましたが、なぜか私の大のお気に入りのものばかり。
懐石のあとの主菓子は、ちょっと銘を言うのが恥ずかしかったのですが「ザ・マジック・アワー」私のオリジナルのお菓子です。太陽が沈んで、でもまだ太陽のかすかな光が空に残る、一日で一番美しい時間がザ・マジック・アワー。三谷幸喜監督の映画のタイトルでもあります。夕去りの茶事の時刻にぴったりであることと、人生には誰でも一度は、ザ・マジック・アワーのような輝くときがあるという、なんだかとても素敵な出来事をお菓子に閉じ込めてみました。

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稽古茶事ではありませんので、この日、私とお客様で作り上げた世界は、詳しくはお知らせすることはひかえさせていただきます。

茶事が終わって、燈路にいらしてくださったお客様にも、普段はなかなかみられない、蝋燭の灯りの茶室やキツネの灯りの露地を御覧いただこうと、8時から9時まで、一般公開させていただきました。ご希望の方には、お茶もお点てしました。お茶が初めてという浴衣姿のお嬢さんや、夏休みの作文に書くよと言ってくれた小学生にも、お茶がおいしいと言ってもらえたので、ちょっと、うれしい。
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なにはともあれ、昨夜は素敵な寺内町の夜でした。ほんの少しの時間でしたが、峯風庵のある御坊町と興正寺さんの燈路を見にゆきました。こんな素敵な町に住んでいることが、不思議な感じがして、一人で(*^_^*)してしまいました。
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