10月の茶懐石料理教室レポ

2014年11月03日 17:49

今月の茶懐石料理教室は霜月・炉開きの献立です。
炉を開く喜びの気持ちを込めて、ご馳走作りました。
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向付=ヒラメの昆布〆菊花巻 寿海苔 三つ葉の軸 山葵 加減醤油
            器= ひし形和青磁菊地紋
汁= 亀甲海老芋 小豆 溶き辛子...
飯= ミルキークイーン 新米

酒= 千寿盃 新潟県長岡市朝日酒造
煮物椀=海老真蒸 霜降りヒラタケ ほうれん草の軸 柚子
     器= 時代紅葉碗
焼き物=鯛酒塩焼 器= 志野 水野古麦 作
強肴  =吹き寄せ  ほうれん草 地鶏治部煮 もみじ人参 栗田舎煮、シメジ
 器= 犬山焼き 雲錦
小吸物 =松の実
八寸 =からすみ ヒスイ銀杏松葉刺し
主菓子= きんとん  銘=錦繍

寿海苔は水前寺海苔とも呼ばれますが、炉開きには欠かせないあしらいです。黒い食材が入ると料理が引き締まりますね。
海老芋は富田林の特産品ですが、ほとんどすべてが京都に出荷され、京都ブランドで、黒門市場に並びます。地元では、くずのような小さいものしか手に入りません。高価な食材ですが、やはり、海老芋は美味しいです。白みそが多くなる炉の季節の汁の吸い口は溶き辛子になります。
ミルキークイーンは、甘味があって美味しいお米で、ご参加の方に大好評。取り寄せされたかたも。(笑)
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お酒も茶事のテーマや献立に合わせて、選びます。
煮物椀の真蒸には、今回全卵を使って、ほのかな黄色で華やぎを。茶巾絞りにしてゆがきましたので、つなぎに浮き粉をつかっています。うちの煮物椀の出汁の味には、みなさん、うなり声。(笑) 茶懐石の出汁の取り方は、少し特別かもしれませんが、すっきりとした、昆布と鰹のバランスの良い出汁です。
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写真撮影をする二日目には、どういうわけか良い鯛が手に入らなくて、鰆に変更しています。鰆も高級なお魚で、鯛より美味しかったです。(*^_^*)
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吹き寄せは手間がかかります。一品づつ、味付けを少しずつ変えながら別々に煮て盛り合わせます。秋の深まりを感じるメニューです。
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小吸い物は、茶人の正月らしく、松の実を。
八寸のからすみは、お教室なので韓国産でもいいかなと思いましたが、やっぱり本物の味をしってもらいたいので、気張って国産の本物をご用意しました。毎年、手作りでからすみ作っているところで求めるのですが、今年はまだできていなくて、残念でした。ここのはもっとおいしい。
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きんとんは、錦繍。紅葉した秋の山の風情です。
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3日間、美味しくいただきました。
次回は、11月21日(金)22日(土)23日(日)24日(月・祝)クリスマス夜咄の茶事の献立とお菓子です。
茶懐石の基本にのっと献立しますので、全くの洋風ではありません。クリスマス夜咄ならではの汲みだし(エッグノック)もつくります。和菓子でクリスマスケーキ風なお菓子もお楽しみに。
実習のあとは、亭、水屋、客に分かれて、茶事の流れにそって懐石のおもてなし、いただき方をまなんでいただきます。全員、懐石フルコース、薄茶とお菓子召し上がっていただけます。
とっても、中身の濃い、料理教室です。会費は7500円です。遠路からもずっと通っていただけるのが、うれしいです。願わくば、地元の方にもいらしていただければ、もっとうれしいのですが。




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