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2月の茶事塾 茶飯釜の茶事勉強会レポ

2015年02月25日 20:02

季節が移ろいゆくころは、どの季節も素敵で、心が小さな鼓動を打つようです。
春とは言え、一年で一番寒さが厳しい時、その寒さに耐え、命輝く春を待つ、そんな気持ちで、茶事の世界をご用意しました。
真庵のオーナーさんが、冬の間エサが少なくなるメジロたちのために、果物を庭の枝に刺してあげている光景も、、今月で見納めになります。
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峯風庵茶事塾in塚口真庵 2月 茶飯釜の茶事
無事終了しました。
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二日目の亭主役の方が、床の掛物について、よいお話をしてくださいました。
私が掛けたのは「龍起一潭の氷」南禅寺 牧雲和尚の墨跡です。
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春の魁。湖の底で眠っていた龍が、一面に張った氷を突き破って天に上る勢いで現れる。壮絶な光景です。
この語は対句になっていて、前に「鶴は飛千尺の雪」という句がついています。
千尺も深く積もった雪原から飛び立つ鶴。そして、雪原の上をゆうゆうと飛びめぐります。
龍は垂直、鶴は平行。縦の線と横の線交わる十字、これは宇宙を現わしています。小さい茶室の中でいかに大きな世界を作り出すことができるか、これは茶事の醍醐味です。
ご亭主さん、お見事でした。そのあとの茶事に取り組む姿勢や所作もゆったりと、お客さんの気持ちが落ち着き、茶事を心から楽しむ時空を作り上げてくださいました。


龍と鶴は、どんな困難をも突き破って、自分に備わった力を存分に発揮する。その姿に悟りを開いたものの姿を見ることができます。人間は皆、素晴らしい能力を持っています。それを存分に発揮してよく生きること、それは、お茶が求める人の生き方です。

私は、ちゃらちゃらしたお茶はしない、道具自慢のお茶もしない、その時できる精一杯を、苦労と思わず成し遂げる。
こんなお茶についてきてくださる方は、少ないお茶人口の中のほんの一握りの方です。本来の私の仕事(プランナー&プロデューサー)に戻りたい気持ちがより強くなっているのですが、お茶も本業の職種も、精魂込めて取り組まなければできないことで、半端なことではできません。一番大変な、この茶事の勉強会をやめることができたら、なんとかぼつぼつ、本業に戻れるかもと思っているのですが、少なくてもご参加いただく皆さんの、学ぼうとする真摯な姿に、いつも心打たれます。こんな方々が一人でもいらっしゃるかぎり、私の役割を果たさなければなりません。
ああ、どうしようかな~~。

さて、2月は楽しい茶飯釜の茶事の勉強会。二日とも、うまくご飯が炊けて、釜で炊いた美味しいご飯を召し上がっていただくことができました。麻の袋から、お米がサラサラと音を立てて、釜の中に落ちてゆくところは圧巻です。

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砕けた茶事ではありますが、この茶事から学ぶこともたくさんあります。
もともと、茶事は亭主とお客様で一緒に一期一会の世界を創造してゆく、いわば共同作業です。
でも、茶事のお客様は、ほとんどが、黙ってご飯食べて、ただお茶を飲んで帰らることが多くて、亭主をしてがっかりすることの方が多いのです。ご飯とお茶を出したら茶事ではないんです。茶事になるかどうかはお客様にもかかっています。
釜でご飯を炊くときには、お客様も火吹き竹で、炭に風を送って火に勢いをつけます。炊き上がったご飯は、お客様皆さんで手送りしていただきます。

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こんな働きで、主客の気持ちが、お客同士の気持ちが寄り添います。
茶飯釜はいつもと違うことがあって、水屋も大変だったでしょうが、水屋は亭主の心入れの茶事のおもてなしがお客様に届くよう、亭主を支えます。
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今回は、目面しい茶事ですの、写真をたくさんアップしました。事情があってご参加できなかった方も、どうぞ、お楽しみください。
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後炭では、二日とも、火吹き竹で吹かれて炭がやつれていましたので、めったにできない輪胴を入れることができました。後炭の写真は、お客様側から撮影しています。

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次回の峯風庵茶事塾1in塚口真庵は、3月29日(日)30日(月)釣釜にて、正午の茶事の勉強会です。きちんと正午の茶事を身につけていただきますように。詳しくはHPをご覧ください。http://www.wa-no-kokoro.jp/
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