# 2月の塚口真庵ちょっと大人の御茶稽古 レポ

2017年02月14日 20:16


塚口真庵でのちょっと大人のお茶稽古。今月は第二日曜日に開催。
塚口真庵での茶事勉強会で釣釜にしますので(2月は茶飯釜・正午の茶事 3月は釣釜・正午の茶事)、亭主役の炭手前の予習ということもありましたが、四畳半茶室での釣釜の風情はことのほか素敵です。鎖の上げ下げで、ちょっと目が寄り気味になってしまいますが。(^_-)
最近は、早く来て準備の手伝いをしてくださったり、終了後の片づけを手伝ってくださったりするご参加の方も増えて、ちょっとラクチンです。(*^^*)
開催前に、今回も花を入れる稽古もしていただけました。いつも、うまくいかないとずいぶん時間がかかっていたKさんが、今回はスコンといい花を入れていただき、本人もとてもうれしそう。普段の生活で花を入れることがなかった男性たちも、はじめは、あれバランバランやん~~て、一から入れなおしていましたが、最近は私より上手に入れてくれます。うれしいことです。
準備を手伝ってくれた方には、すぐわかったことと思いますが、この日は梅に心寄せていただく時空をご用意していました。車の運転ができないし、出先なので、十分な道具を持参できないのですが、稽古ではありますが、その日の世界をなるべく用意させていただきたいと、重い荷物を両手に持って、会場入りしています。
床の軸は、「紅炉一点雪」。好きな禅語です。
この日も赤くいこった炉の炭に、皆さんいろいろなことを感じ取っていただけたことと思います。
一つめの梅は、干菓子の手作りの雲平。少し梅酒も入れてみました。二つ目の梅は、利休梅の蒔絵のある大棗。三つめは、薄茶のお茶碗の文様がやり梅。それぞれに違った梅の意匠。
ただ、梅の季節ですね、で終わってしまってはお茶にはなりません。
お茶は面白くて、自然にあるものや大きな物語などを茶室という小さな空間に閉じ込めて、いわばうその世界を作り出します。人がそこにかかわることで、より一層の美しさや、より一層の深さを創造し、そこに真・善・美を見出します。
宇宙観に基づき作り出された茶室空間に、その日の世界を持ち込み、主客・裏方相互に人間性を心を尽くし、高めあいながら、より良き社会の在り方を探求する場として時間が流れます。茶室で高みを見た人たちは、茶室を離れたときも、社会がより良い方向にむかうように力を発揮します。ある茶人さんが、お茶の目的は世界平和だと。一言で言い切る、すばらしさ。こんな話も紹介させていただきました。
理屈はどうあれ、お茶での人との出会いや交流は、単なる社交という概念を超えて、なんとも素敵なものだと思います。お茶を通じて、人と人、モノとモノ、人とモノなどの関係性が生まれてゆくことに、喜びを感じます。
さて、梅ですが。日本の歴史の中で中世の初めくらいまでは、花といえば梅を指していたそうです。雪が降り積もり、氷の張る寒い季節に、春に先駆けて花開く梅の花、凛とした姿が心を打ちます。上品な花の香りも、好もしく思います。
季節は移ろいゆきます。いろいろな花が咲きそろう前に、梅の季節を存分に楽しませていただきましょう。一日一日をうかうかと過ごしてしまわないように。

稽古は、初炭、薄茶、濃茶、薄茶、後炭、濃茶と続き、最後は全員で薄茶を楽しみます。濃茶は5人分ねっていただきます。薄茶も5人分点てていただきます。薄茶は一服や二服点てているだけではわからないこともありますが、福の良きようにするにはどうすればいいのか、自然いミニついてゆきます。
濃茶のお菓子は、練り切りの「雪間の草」きんとんにする時間がなくて、茶巾絞りに。
最後の薄茶のお菓子はいつもありあわせの物ですが、今回は東京・浅草土産の人形焼き。
今月も気合の入った稽古になりました。お客さんでご参加いただく方は、ゆっくりお楽しみいただけたかなとおもいます。
来月は3月5日(日)午後1時~5時です。稽古はあと薄茶点前が1名様、お客さん参加あと2名様です。濃茶、炭手前はもうすでにお申し込みいただきました。

宅急便で、釣釜にと、東陽坊ぼ釜を送ったら、何故か、つまみがひしゃげていました。ペンチでなおるかなあ。(-_-;)


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