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五月の塚口真庵茶事勉強会初風炉・正午の茶事「風の森」レポ

2017年06月08日 16:42

5月28日29日、塚口真庵茶事勉強会が終了。心深く受け止めてくださったご参加の皆さまからのメールをありがたく、かみしめているところです
今回のテーマは「風の森」。私のこれまで開催させていただいた茶事の中で、五本の指に入るのではないかと思う茶事の世界をご用意することができました。
まだ若干未消化のところがあったのですが「、かえってそれがよかったかと。
プランナーとして企画書を書くときに気を付けていることは、完璧にしないこと。クライアンとの思いや意見を取り入れて一緒に仕事をしてゆけるように・
茶事も同じで、亭主を支える裏方、そしてお客様との共同作業で、特別な時空を作りあげてゆきます。その中で、互いに磨かれ、磨いた人間力を日常に帰って生かすことで、より良い人間関係や社会を作り出す。そのように茶道は成り立ってきました。日本人の深い精神性、和の心、知恵が生きています。そして何より、楽しい。
初参加の方で、[茶事とは点前を見、道具の作家をたずねるだけで、後は黙っているもの」とおもっていましたとおっしゃいました。らひょっとそう思っている方は多いのかも。
点前や道具は手段であって目的ではありません。なので、そんな茶事は本当につまらない。
茶道や茶事の醍醐味を、まだまだお伝えしてゆかねばと改めて思った茶事勉強会でもありました。初参加野お二人が帰り際に次回の申し込みをしてくださったことは、とてもうれしいことでした。

さて、風の森の茶事は、まずは「風の森」という銘のお酒を見つけたことから始まりました。奈良県御所市の油長酒造の生酒です。金剛葛城山系の原生林深層地下水で仕込まれています。富田林市じないまちの峯風庵からも金剛・葛城山が見渡せます。
じないまちには、この季節に燕がたくさんやって来て、風邪を切って飛び交っています。その光景を見るだけで心が晴れやかになって、幸せが気分になります。
風が吹くと何かが変わります。露地を通って、まっさらな気持ちで席入りするときと同じようにリセットという感覚があります。
今回の茶事では様々な風を感じていただき、森林浴のような気持ちのよい時空をお届けしたいと思いました。
私の手元には「探求の森」と名付けた茶碗があります。イギリスのアンチーク・シェリーのティーセットのシュガーポットを見立てたものです。大きな森の前に扉があって、そこを開いて森の中に入ります。茶道は、この探求の森だと思っています。
森は深くて大きくて、踏み込めば何かと発見し足り出会ったりワクワクすると共に木すばらしい自然の光景や生き物たち。木々の成長の過程、朽ち果てる姿。ちょっと怖い感じもします。
木を見て森を見ないという戒めもありますが、大きくて懐の深い森を探るように、茶道の道を探求してゆきましょうという今回のメッセージです。
懐石料理やお菓子も森をい目イメージしたものにしようと四苦八苦・
最近は生で食べることはできる川魚が手に入らないので、向付は先月の茶懐石料理教室で公表だった鰹のたたきに特製の卵たれをかけて。2日とも鰹を一本づつ買って、朝、水屋コースの方々と一緒にたたきにするところから。やっぱり、作り立ては美味しいですね。
汁には蕗を。煮物椀にはじゅんさいを入れて。焼き物は鴫の形に似ている茄子のシギ焼きを・強肴は山くらげや鶏のささみなどの和え物。八寸は沢蟹とアスパラです。

炭手前には、清風籠と絶滅危惧種のイヌワシの羽箒、香合は何十万年も前に地中に埋まった森の木、埋もれ木を用いました。

風の森、この季節にぴったりの茶事になりました。

次回は6月25日(日)26日(月)伏傘懐石にて、正午の茶事。恵みの雨の頃
蛍に寄せて、ひそやかな明かり 茶の陰陽についてお茶話をさせていただきます。


今月の茶懐石料理教室は、水無月・伏傘懐石です。
うっとおしい梅雨の時期に濃茶まで気持ちがだれないように、懐石をサラサラと進める工夫です。
お椀にご飯を盛り、汁椀で蓋をして持ち出しますが、その姿が傘のように見えるところから、この命名となったようです。ご飯は最初の一文字と次の飯替えの分をこんもりと。食欲のない時期に食が進むように、新ショウガご飯を盛りました。汁はかないrに2回分を持って、お客様に取り回しをしていただきます。
今回の実習のメインは、鮎の背骨を外して踊り串をして炭火焼き。他での葉を吸って濃厚なタデ酢を塗ります。茶懐石は後に残るものはお出ししません。すべて食べられるものをお出しします。鮎の塩焼きの下に笹の葉を敷いてみたくなりますが、持ち帰るお客様の手間を考えてぐっとこらえます。
皆さん鮎との格闘、お疲れさまでした。かんてき(七輪)にお茶で残った消し炭を入れて団扇でパタパヤ。今ではこんな事めったにしませんが、炭d絵や板アユは、とても美味しかったです。
煮物椀は、鱧の葛たたきに梅肉をちょっちょ乗せて、エンドウ豆の摺り流しに。あしらいは管ゴボウと防風です。
梅雨時は、懐石があまり重くならないように。
主菓子は久しぶりに葛をたっぷり入れた水無月にしました。大好評でした。
来月は、6月16日(金)17日(土)18日(日)文月・朝茶事の懐石とお菓子。お菓子は主菓子と干菓子も作りまsすね。


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