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8月25日じないまち物語・夕去りの茶事 レポート

2018年09月01日 12:49

往く夏を惜しんで開催される寺内町燈路が終わったとたん、裏庭で秋の虫が鳴き始めました。
残syはまだ厳しいですが、どうやら夏とサヨナラできそうです。
燈路の夕べに開催させていただきました峯風庵での「じないまち物語・夕去りの茶事」
思いきり暑かったですが、なんとかお客様に楽しんでいただけたようで、一安心。
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今回のお客様は、お茶稽古や茶事の勉強会、懐石料理教室そして、にお越しいただいている方が4名様。そして、十数年前ぶり大阪市内の谷町で茶事勉強会を開催していた時のメンバーさんがお茶が初めててのお友達をお連れいただきました。久しぶりのiさん、茶事、ことはすっかり忘れてしまって・・とおっしゃっていましたが、素敵な礼状をいただき、お茶の心はしっかりと受け止めていてくださっていました。あの頃は、今よりずっとスパルタ、指導だったなあと懐かしく思い出しました。(^-^;
出来は悪くても一応先生なので、勉強会のメンバ^さんんがお客様だといつもよりり緊張します。あれ、先生いつも言ってることと違うやん~~とか言われないように、気合を入れたけど、・・・。
私がずっと昔に師匠の茶事に招かれたときは、もう目を皿のように、息も止まらんばかりに何事も見逃さないようにと構えていたことがあるものだから。(笑)
私の茶事は自然体で皆さんで楽しんでいただけるようにと心掛けていますので、すぐに和やかに笑いもとれる(?)茶事になりました。
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さて、夕去りの茶事は初座が陽で床には花を入れます。
初座の花はいつも印象的になるように工夫をしています。
今回は、寺内町燈路を一基買い足して、床に置きました。燈路には夏の名残のセミ(篭)を止めて、花はツキヌキニンドウ、、山帰来、藤うつぎ、シュウカイドウ、山ぶどうの蔓。
何故かカメラのSDカードが行方不明で、お見せできないのが残念です。写真は本番の茶事ですので、ほとんどとっていませんが、水屋で携帯で撮影したもの、いただいた写真が少しありますので、これで勘弁を。
じないまち物語の茶事は寺内町の歴史や文化をその日ご用意させていただいた茶道具や懐石などに絡めて物語を綴っててゆきます。
初炭手前では、川舟の香合を使って、寺内町のすぐ横を流れる石川の水運で栄えた寺内町のことに触れさせていただきました。
懐石では、寺内町の郷土料理の粉豆腐をお出しして、寺内町と西高野街道、もったいない精神などのお話を。
お酒はうれしいことに吞んべいさんが来てくださるので、石川県の菊姫酒造の「先ず 一杯」をたく冷やしてお出ししました。寺内町でも酒造りが盛んだったのですが、すべてなくなってしまい、蔵だけが淋しそうに佇んでいます。せめて石川の名前だけでもと石川県のお酒を選びました。とてもおいっしいお酒で、ガラスチロリが何度もカラになりました。(^.^)
猛暑の懐石なので、なるべくするっとお口に入るように、献立を考えました。懐石ほめられ無念念に候と茶人なら思わねばならないのですが、私は懐石ほめていただいて、うれしかったです。(*^^)v
■献立をご紹介しましょう。 
向付   長芋羹 ウニ きゅうり アイスプラント
     山葵    加減醤油
汁    菊南瓜 八丁味噌  粉山椒  冷たく冷やして
煮物椀  鮎そうめん  干し椎茸  三度豆  青ゆず
焼き物  かまず 煎り酒焼き  
     :煎り酒は江戸時代に使われていた調味料
強肴   粉豆腐の煮物
強肴   小蛸、ホッキ貝 きゅうり、白キクラゲ クコの
      実 酢の物
小吸い物    ジュンサイ  梅風味
八寸    秋刀魚甘露煮ケシの実まぶし  焼きマツタケ
香の物   たくわん 瓜 水ナス
主菓子   無花果水ようかん   銘=往く夏
そうそう、二つ目の強肴は、疲れをとる蛸のタウリン、肌に良い白キクラゲ、美容と健康に良いクコの実を使って、夏ん疲れが取れるようにと願ってつくりました。淡路産の小蛸がシコシコプリプリで:私も美味しくいただきました。
中立していただいて、席を改め、鐘鉦を打ちます。鐘の音は寺内町に似合います。
後座の床には円相の掛物と、手燭。
短繋の灯りと手燭で濃茶をねります。ほの暗い茶室は心が落ち着いてすぐに無心になれます。練り加減はお正客様好みの少し薄めに。二椀めはいつもの私の濃茶。美味しいと思わず声が出ましたと、お正客様。揺らめく蝋燭の灯りの本もとでは主客の心も自然に寄り添います。桶狭間の戦いの前年に寺内町が、できたこと。戦火に逃げまどう人々が安心して暮らせる幸せな町を造ろうと思われた興正寺の和尚様のお気持ち、それに「賛同された8人衆のお力で、今の時代間で続く幸せの町があります。まるで奇跡のように歴史の中を生きぬいて江戸・明治の町並を広域に残す寺内町は今も音連れる人々に安らぎと癒しと和ん文化のすばらしさを与えてくれています。
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薄茶を味わっていただきながら、歴史上の人物の織田信長や千利休を身近に感じていただけたことでしょう。薄茶のお菓子は、月の雫(シャインいマスカットが中に入っています)と兎の落雁。
名残惜しい茶事となりましたが、燈路もご覧いただきたいし、私も火の番や燈路の片づけがありましたので、午後7時半にお開き。
お見送りは、露地の狐たち任せました。
来年もまた、寺内町燈路の茶事ができますように。
じないまち峯風庵は低いい椅子席なので、足のしびれや腰痛を抱えている私でも当分は亭主ができそうです。お客様も正座の心配なく、ゆったりと茶事がたのしめますのっで、ぜひ峯風庵の茶事にお越しうださいませ。


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