塚口真庵 雛の茶事 勉強会

2014年03月04日 18:35

2月23日24日の塚口真庵での茶事の勉強会、とっても楽しかったです。
お客様の「わあ~」という歓声があちこちで聞かれました。やったね~~。(笑)
一月お休みしたので、二か月ぶりの真庵です。
真庵のオーナーさんが小鳥のためにリンゴやミカンを小枝にさしてあげていて、メジロやヒヨドリの姿も見れました。風情ある四畳半茶室、和の庭園とイングリッシュガーデンが一緒になったような露地が、すてきなんです。

初入りの床には「福以徳招」。誡堂和尚の御筆です。
福は自分の福ではなく、相手や周りにいる方々の福。人に福をもたらす生き方をしていると自然に自分自身の徳を積むことができる・・・。
華やかな世界を作るのが苦手で、雛の茶事はほとんどしないのですが、お客様はやはりこの季節、雛祭りを期待されているだろうと思って、頑張ることに。これも「福以徳招」かなと。

雛祭りは上巳の節句の穢れ祓いの行事から、ひな人形を飾り、女の子の成長を願う行事へと変化してきました。
雛祭りに際し「福以徳招」こんな気持ち、生き方を日本の女の子たちに伝えたいと思いました。
雛祭りは女の子だけでなく、大人の女性にも子供のころのことなど思い出して、楽しんでいただけました。
映画「利休にたずねよ」の中で、茶事はお客様のお顔を一瞬でも輝かすことができたら、それだけで充分だ~~~というような表現があったように記憶しています。
今回の茶事のお客様も、みなさん、笑顔でお顔が輝いて見えました。

最初の「わあ~」は、懐石のお膳が出たとき。向付の海老の黄身酢かけ。「贅沢ですね」という声も聞こえてきました。お酒も、京都の「桃のしずく・しぼりたて」を取り寄せましたので、この銘に、喜びの声があがりました。煮物椀の蓋をとられたとき。ハマグリ真蒸のお椀から立ち上る木の芽の香には、ひときわ、大きな「わあ~」が。
お客様が反応してくださるのはとてもうれしいものです。
後入の躙り口を入ってこられて時には、みなさん、にぎやかなくらいに歓声が上がりました。
私が生まれた時に両親が、戦後の物のない時代に探し回って買ってくれた古ぼけたお雛さんを茶室のあちこちに、おきました。
お雛さんも一緒に茶事を楽しんでいるようです。
さすがに炭手前の時は働き者の仕丁たちが炉の中に落っこちないように「お近くの方、一つづつお預かり願えませんか?」と申しますと。お客様はすかさず「喜んで」応えてくださいました。すてきなお客様方です。

今回は茶事の手紙についても、お話させていただきました。巻紙に筆文字。気持ちを伝える美しい和の文化です。筆文字が苦手な方にも、模様入りの巻紙に散らし文字で書けばちょっと格好よくみえるとかのちょっとした技も。(^_-)
東京や三重県など遠方からもご参加いただき、期待以上でしたと言ってもらったり、初参加のお二人が次回の申し込みもしてくださったりと、うれしい茶事の勉強会でした。

次回は3月30日(日)31日(月)釣釜にて、正午の茶事です。桜の花をこよなく愛した西行法師と桜に心を寄せて、茶事の世界をご用意します。お申込みも半分くらい埋まっていますので、ご参加いただける方は早目のお申込みをお願いします。
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