スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

じないまち物語 彼岸・茶飯釜粥の茶事

2014年04月11日 01:26


3月21日に開催させていただきました、じないまち物語・茶飯釜粥の茶事。
茶事は亭主側のおもてなしとそれを受けてくださるお客様でともに作り上げる一期一会の世界。お客様のおかげで、楽しくも、お茶らしい深みをかみしめることができた、亭主冥利に尽きる茶事をさせていただきました。
じないまち物語の茶事は、寺内町の歴史や文化、今に伝えたい古き良きもの良き事を茶事の中に盛り込んで、私が亭主をさせていただく茶事です。その時々に、季節季節に、お伝えしたいことががたくさんあります。寺内町は本当に素晴らしい町です。
ちょうど、この日は春分の日、春の彼岸の中日です。
待合には、父が眠る一心寺の老子様の御筆「たんぽぽや 幾日 踏まれて今日の花」の色紙をかけました。一昨年のお彼岸に、父の遺骨が骨佛になったとのお知らせを受けてお参りに行ったときに、いただいたものです。此の言葉は、亡き父が私にくれた言葉のように感じています。私の花はまだ咲いていなくて、踏まれてばかりですが、いつかきっと花が咲くのだと、前を向いて歩いてゆこうと思います。
待合はその日の茶事の導入部になりますので、私と彼岸のちょっとしたお話から始めました。
床のお軸は円相をかけました。彼岸への入り口でもあり、じないまちというタイムスリップしたような江戸・明治の歴史の町への入り口でもあります。
じないまちでは、毎朝先祖のお墓詣りに行く方が多く、心の深さを感じます。ただ、町並の外観を残しているのではなく、日本の心を残しているのだと、だからこそ、じないまちは何処にもない町なのだと思います。
茶飯釜は釣り釜ですることが多いのですが、私の箱火鉢でもうまくお粥が炊けます。
今日は、4回に分けて時間の経過とともに煮えてゆく粥を味わっていただきました。お米の美味しさに、みなさんびっくり。
釜が吹いたら、すぐ炉からおろして、後は釜の余熱で時間の経過に従って、重湯、三分粥、五分粥、7分粥と釜の中で変化してゆきます。粥の茶事は亭主が毒見をしながら進行しますので、私もおいしい粥をいただきます。お客様から、「自分たちは何もしていないのに、こうして粥が変わってゆくのは不思議な気がします」と。自然の力や大切な時間を、強く、心に刻みました。
粥が煮えるまでに、お酒と向付、そして八寸で千鳥の杯も。私の考案したおもてなしの手法ですが、膳には向付けと、先付をつけます。先付けはいつでも粥とともに召し上がっていただける粥の友を。今回は、独活の胡麻和え、シジミの佃煮、梅干し、たっぷりの香の物。器は時代のなます皿です。
八寸は、琵琶湖の小鮎とこごみの衣揚げ。そのほか、お料理は貝柱の酒粕付けを焼いたもの、若ごぼうと独活と肉板のきんぴら。釜を上げた後には鉄鍋で鯛の子、タケノコ、新わかめ、蕗の揚げ巻。炊き上がりに木の芽をたっぷり。
主菓子は、作りながら縁高に盛った、作りたての練り切り。銘はのどかです。
関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://wa202020.blog64.fc2.com/tb.php/102-f36db60b
    この記事へのトラックバック


    最新記事


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。