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7月の塚口真庵茶事勉強会 朝茶事

2014年07月30日 20:32

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猛暑の中の茶事の勉強会、さすがに昨日、今日は動けません。ゆっくり静養中。
この暑さの中、各地から参集していただいたご参加の皆さん、あっぱれです。
暑さのおかげで、水屋コースの皆様には、茶事でお客様をもてなすとはどういうことなのか、形だけではなくしっかり心入れを実感していただけたようです。お客様コースの皆様には、涼やかにお過ごしいただくことができ、朝茶事の風情を感じ取っていただけました。
お客様の楽しそうな笑顔、何かにハッと気づかれて、お顔がぱっと輝く瞬間が見れるのは、とても、うれしいことです。このために茶事をしているのですから。

今回は、初参加の方が多くて、また、初亭主、初水屋の方も。社中の稽古茶事では、それぞれの方の性格や力量も把握できて、社中同士助け合うことができますが、初めて会った方々との茶事勉強会は、とても難しいことです。一人一人への対応を事前にシュミレーションして、スタッフも増員して、万全を期して臨んだつもりですが、ハプニングも多々。
茶事は臨機応変の働きをしますので、私もひっくり返りながらも、ええ勉強させていただきました。
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私は通常のいわゆるお茶の先生はしていません。茶道の啓蒙活動がライフワークとおもっていますので、お茶の魅力に出会っていただくのが役割。それぞれの方が自分のお茶と出会っていただければ、それでいいのです。私のお茶は通過点でしかないので、どんどん卒業していっていただくのが私の願いでもあります。
なので、いつも、日々新たなり。
弟子が育って、社中で自主的に動いてくれるようになったら、先生も楽になるのですが、私は永遠に楽になることはありません。(^_-)
今回も、新しい出会いに感謝。茶道の魅力をお伝えしがいのある方々でしたので、うれしいです。少し続けていらしていただけたら、多くのことをお伝えすることができますので、今回の指導が無駄にならないようにと願っています。

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オーナーさんと一緒に、クーラーと扇風機の強さや向きを検討して、なるべく茶室に風が通るように、庭にはたっぷりの打ち水、懐石の器にもいつもよりたっぷりの露うちを。茶室には、氷柱もご用意しました。氷が崩れ落ちる音も、なかなか、涼やかでした。

待合には、青い朝顔の絵の短冊。蕪村の句「朝顔や一輪深き淵の色」が書かれています。
待合は、その日の茶事のイントロです。掛物、煙草盆、汲み出し。待合から茶事がはじまりますので、お客様には、ここから、五感、六感を総動員していただきます。
朝茶事の勉強会ですが、みなさんお出ましにくいので、いつもと同じ時間に開催しましたので、冷たいおしぼりもご用意しました。ほっとしていらっしゃいました。

お席入りで、お客様からご挨拶がありましたが、真庵の露地(イングリッシュガーデンですが・・)の夏草や樹木が茂って、夏まっさかりを感じてのお席入りでした。

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床には、達磨の絵が描かれている長色紙をかけました。朝茶事ですので、少し、軽めに。
「坐看雲起時 行到水窮處」 唐の詩人 王維の詩の中の語です。禅の悟りの境地でもあると、禅者が好んで床にかけられた語ですので、達磨の絵が添えられているのだと思います。
今回は、この語のおおらかな自然、すがすがしい心映えを茶事全体を通じて感じ取っていただくことに。

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朝茶事は風炉ではありますが炭手前が先になります。
ご縁のあった與斉さんにオーダーして作っていただいた清風籠が、今日は一番ぴったりします。羽箒は犬鷲。大きな羽を広げて空を舞う姿が脳裏に浮かびます。香合は埋もれ木です。50万年も前に地中に埋まって加圧されたかたくて重い木です。埋れ木と聞くだけで、世界が急に広く深くなります。
こんな風に、一つ一つの道具たちが茶事の世界を作っていってくれます。
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懐石は「ぶぶ漬けを差し上げます」とご挨拶。朝食ですから、生ものは使いません。焼き物も省略します。そのわかり、香の物をたっぷりと。
お膳も涼やかなもので。お膳の向こうに黒文字をセットしていますが、これはお菓子を腰掛待合でお出ししますというサインです。
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朝は外に風があって涼しいだろうということで、腰掛待合でお出しすることが多いようです。
向付は鮎の風干しに柴漬け入りの大根おろしをたっぷり添えました。器は明治のガラス。太陽というグラビア誌の骨董特集で掲載されていたもので、ずっと欲しい欲しいと思っていたら、信楽の骨董屋さんに出ていましたので、つれて帰ったお気に入りのガラス皿です。
煮物椀は、透明感のある蕨餅。これは5~6年前に二日目茶事塾のお正客様につれて行っていただいた京都の料理屋さんでお出しいただいたものを、私なりに再現したものでしたが、お正客様はすっかりお忘れでした。(笑)
ご飯は籠飯器で。しゃもじは鳥の型。水牛の角を彫り出したものです。ご飯が進むように紫蘇ご飯にしています。
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朝茶事ですので、焼き物は略して、強肴になります。芋茎の白酢和え。山クラゲ、焼いたお揚げ、椎茸の煮た物、焼いた茗荷、枝豆が入っています。
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八寸は万願寺唐辛子の甘辛炒め、畳鰯です。
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お酒は塚口真庵のすぐ近くにある老松酒造の「老松」。すっきりしたお酒です。
香の物は、黒門市場のおいしい沢庵、水ナス、きゅうり、瓜の奈良漬け、昆布の佃煮。しっかり水に濡らした信楽の器で。

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暑いので、主菓子を待合でお出しするのは、どうかなと思いましたが。体験しておいていただきたくて、玄関のクーラーがしっかり効く場所に腰掛待合を移動して、お菓子を召し上がっていただきました。主菓子は「涼々」という名を付けた手作りのお菓子。蓮根が涼やかで、しゃっきりした食感で好評でした。

銅鑼でご案内をして。後入り。
床の花は、二日とも、亭主が入れました。いずれもすっきりと美しくてうれしくなりました。花入れは魚籠です。

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濃茶は名水点で。本日のお酒「老松」の仕込水をオーナーさんが汲んできてくださったので、ありがたく使わせていただきました。

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生地の釣瓶にしめ縄を張り、自然の恵みのおいしい水を皆でいただくと、幸せな気持ちに。
茶入れは、海上がりの安南。茶碗は青萩の井戸茶碗です。
茶杓は夏草という銘の物を使いました。
煙草盆、干菓子を運んで続き薄茶。干菓子は白い琥珀糖と鮎の落雁。四天王寺のお菓子司河藤さんのものです。今回の気分で、真っ白にしてみました。

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薄器は少し時代のある桶の形をしたもの使いました。
「朝顔に釣瓶とられてもらい水」
待合の朝顔、水指の釣瓶が、ここで一つになりました。

お茶って楽しいですね。
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