9月のじないまち茶懐石料理教室レポ

2014年10月08日 23:14

9月のじないまち茶懐石料理教室は、神無月・名残の茶事の献立です。
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風炉の季節の最後、また茶人の正月がめぐってくる前に、侘びた風情を楽しみます。茶人たちの多くが、この名残の季節の侘び・さびを愛してきました。風炉の食材、道具たちにも、名残りを惜しみます。
向付は、寄向と言って、お客様一人一人に違う向付の器を用意します。風炉の間に登場したあれこれの器が、時の移ろいを物語ります。
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懐石では背の青い魚はあまり使わないのですが、季節の鯖を〆鯖にして、バーナーで焼き目を入れました。きゅうりをすりおろした緑酢と梨を添えています。
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汁は、サツマイモ。満月見立てです。やはり、鳴門金時がおいいいですね。
ご飯は、ミルキークイーンの新米を炊きました。もっちりとした食感と甘味が特徴です。いつもはお釜にご飯が余るのですが、今回は、すっかり平らげてくださいました。さすが、みなさん、美味しいものには目がないようで。(*^_^*)
煮物椀は、格を落とすために、揚げ真蒸にしました。中には海老をいれています。
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焼き物は、戻り鰹の香味焼き。初風炉で初鰹を、名残りで戻り鰹を味わうというのにも、時の過ぎゆくさまを感じます。
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強い肴は、揚げ茄子と鶏ささみ、しめじのごまみそ和えです。高価な食材ではありませんが、とても手間がかっかった料理です。その手間は、実際に作ってみなければわかりません。
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懐石料理づくりは、単なる料理教室ではなく、やはり、お茶の修行の一環かと思います。

八寸は、鮭トバのあぶり焼きと、むかごの松葉刺し。八寸は普通杉の木ですが、名残りの月だけは陶器の物を使います。本来は杉八寸も消耗品ですので、茶事のたびに新しいものにしてお客様をお迎えしますが、高価なものですので、毎回はなかなかです。名残りの月を迎えた杉八寸は、シミができたり使い古しの感が否めないので、漆をかけて使うか、陶器の八寸にします。
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香の物は、沢庵、瓜奈良漬け、青菜の山葵風味漬け。
湯斗は、炒り米です。その日炊いたご飯のおこげで、湯斗を作りたいのだけれどという質問がありましたが、それは出来ないのです。おこげは洗って、ざるに入れてしっかり干してカチカチに乾燥させてから、使います。
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主菓子は、見た目はあまりよろしくないのですが、とても美味しいと好評だった、求肥のアレンジです。干しイチジク、干し杏、干し葡萄、胡桃、松の実、甘栗をたっぷり混ぜ込んでいます。名残らしい侘びたお菓子ができました。お菓子の銘は「秋の実り」でした。
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薄茶とお菓子で、質問タイムという名のおしゃべりタイムも皆さん、楽しそう。
金曜日コースの方々は、私は今日は大満足、満幅なので、家の夕食は簡単なもので済ますわ~~って、それはあかんでしょ。(笑)
今月も3日間、私も美味しくいただきました。
ご馳走様でした。
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