12月31日~1月1日  除夜釜の茶事レポ

2015年02月11日 14:41

明けましておめでとうございます。
おかげ様で、楽しい年越しの茶事をさせていただきました。
寒い中、午後10時のお席入り、お客様には申し訳なかったのですが、灯油をガンガン焚いて、峯風庵の中はあたたかくしてお迎えしました。
待合の掛物は、最後のお勤めを果たした馬の色紙。
汲み出しをお出しして、腰掛待合に手燭を持って移動していただきます。
小さな露地ですが、木枯らしが吹いて、木の葉がちり、当日もごみ袋半分くらい拾い集めました。
和蝋燭の灯りと火鉢がお出迎え。
迎え付けで、手燭の交換。
お席に入っていただくと、床にはありきたりではありますが「無事是貴人」の掛物、蝋燭の油煙を吸い取ってくれるという石菖の鉢、香合は鐘です。
短栔と手燭の灯りで、薄茶の茶会。
水指は、真っ白の波佐見焼、波千鳥の地紋があり、ヨーロッパからのお里帰りの沈香壺を見たてたもの。棗は夜咄のために私がデザインして、塗り師さんにオーダーした一番のお気に入りの雪華蒔絵平大棗。
お菓子は、蒸したてのアツアツ、柚子蒸し饅頭です。もちろん手作り。干菓子は、金柑の砂糖漬けと雪に見立てた手作りのすり蜜。12月の鴨茶で袖擦り合っただけのかたからの贈り物が31日に届きました。大好物の小さなころ柿です。除夜釜のお菓子にぴったりなので、ありがたく盛り合わせました。谷口さん、ありがとう~~。
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年越しのにしんそばを小風呂敷に包んで持ち出し、熱燗で、温まっていただいて、
いよいよ、除夜の鐘つきです。峯風庵からはほんのすぐそこの興正寺さんへ。
何処か不思議な世界に迷い込んだような、じないまちの除夜。お月様がきれいに輝いていました。
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お客様には 富田林駅から2駅向こうの錦織神社に、初詣にでかけていただき、その間に、お正月の準備をします。
待合は羊の色紙に替え、床にはめでたい結び柳、蓬莱山飾り。お軸は、これもありきたりですが「松樹千年翠」。台所も料理作りに拍車がかかります。
お客様が帰ってこられたら、明けましておめでとうございますのご挨拶とともに、小梅と結び昆布の入った大福茶をお出しします。
寒いですが、年が明けてのお席入り。やっぱり、露地に出ていただいて、迎え付けです。
初詣の様子などお伺いしながら、年始の茶事が始まります。
先ずは釜をあげて、釜の湯を若水に変えます。昨年の残り火をすべて巴半田にあ」げて、炉の灰をかき上げ、昨年の火から種火をもらって、初炭。
お正月に不謹慎かもしれませんが、毎年、炭を上げるときに、子供のころに亡くなったおじいちゃんの骨を拾ったことを思い出します。伝統の文化をつなぎ、新たな息吹を吹き込む、除夜釜の茶事。人もまた、その人生をしっかりよく生きて、何かを次の世代の方に拾ってもらえたらと思うのではないでしょうか。拾ってもらえるような生き方をしていけたらいいなあ、なあ~んて、年々落ちる体力のことを考えると、ちょっとしんみり。
手づくりのお正月料理で点心、煮物椀。除夜釜だけの例年の伊勢海老とちしゃとうの八寸。主菓子は、大きめの花びら餅。こんな時間に申し訳ない。(-_-;) おなかがびっくりするかも。
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初釜の略茶事は4日にあるので、お正月の茶事のレポは控えておきます。
急遽、お風邪を押してきていただいた京都の茶人さんや急遽お正客をお願いした茶事塾のメンバーさん、お久しぶりにお目にかかれた方々とお話が弾んで、とっても楽しい茶事になりました。
やはり、除夜釜の茶事をさせていただくと、清々しい新年が迎えられて、ありがたいなあと。
ゆっくりやすんで、また、初釜の準備、がんばります。

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