6月の茶懐石料理教室 文月朝茶事の懐石レポ

2015年06月23日 00:28

6月の茶懐石料理教室は、文月七夕の朝茶事の献立です。
朝ごはんですから、そんなにご馳走ではないのですが、しっかり手間暇かけたら、美味しい懐石になりました。
もう、10年も通ってくださる方もありますので、毎回新鮮に感じていただけるように一工夫。あまりに突飛なものは、懐石の心を壊しかねないで、なかなか、たいへんです。でも、考えることも楽しい。
朝茶事ですから、折り敷も、格を落として軽やかに。涼やかな格子のお膳にしました。
露打ちもいつもよりたっぷりと。

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向付は、骨董のガラスの皿に、トビウオの干物と芋茎の梅和え。星のような切り口のオクラもいれました。トビウオは、最近はあんまり大阪では食べられませんが、昔は大阪の雑煮は必ずトビウオの出汁だったという、とても品のいい味わいの魚です。
汁は、冷たい赤だし。具は南瓜。吸い口は粉山椒です。
一文字のご飯がちょっと崩れてしまいました残念。

替えのご飯は、シソご飯にして、籠飯器で持ち出します。
私の籠飯器は、バリ島のライスバスケットです。しゃもじは水牛の角を彫り出した鳥のかたちのもの。麻になると鳥が鳴きますので、朝茶事にはぴったり。

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煮物椀は、わらび餅に海老と枝豆を包み込んだもの。透明感ともっちりした食感が、いい感じ。天の川に見立てたそうめんもいれました。青ゆずは小さな星の型で抜きました。

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朝ごはんなので、焼き物がなくて、続いて、強肴になります。強肴は、これまでに使ったあまりの食材を生かして作るのが茶懐石のお約束。芋茎といんげん。車麩の卵煮を盛り合わせて、卸し柚子を振りました。

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小吸い物は、とうもろこし。
八寸の海のものは烏賊の一夜干しを焼いて卵黄と混ぜた雲丹を塗って乾かしたもの。これも星の型で抜きました。山のものは、瓜の雷干しの甘酢付け。七夕に大雨が降ったら、天の川を渡って、織姫と牽牛が逢瀬を楽しむことができないのですが、七夕にほんの一雨でも蓋ふったら疫病が出ないという伝説もあります。痛しかゆしの気持ちを、晴れの星と雨を呼ぶ雷にこめてみました。
雷瓜は瓜を向いて干したものを甘酢に漬けたものですが、噛むとバリバリと音がします。皆さん、バリバリ。ね、雷でしょと。みなさん納得のお顔。

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焼き物がない代わりに香の物は五種用意します。
黒門市場の伊勢屋さんのお漬物は、本当に美味しい。沢庵、キュウリの浅漬け、水茄子、シソ昆布、ちょっと奮発してスイカの奈良漬け。このスイカの奈良漬けは絶品です。一切れでお酒一合飲めてしまいます。(^_-)

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主菓子は、白餡の寒天寄せとブルーのキュラソー入りの寒天を重ねて♡型のスイカを入れた、「七夕」です。

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いつもは、干菓子までは作れないのですが、なかなかふわふわの落雁ができないというお声がありましたので、裏ワザ一杯の落雁も実習しました。

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来月は、夏の点心スペシャルで、お茶をされていない方も、夏のおもてなし料理として活用していただける献立にしました。会費もちょっと安価に設定しますので、初めての方も、ぜひご参加を。点心と言っても、実は通常の懐石料理よりたくさんのメニューをちょっとずつ造りますので、お料理好きの方には、うれしいかもです。天津スペシャル会費7500円。実習を飛ばしてお食事からのご参加は6000円です。
開催日は7月17日(金)18日(土)19日(日)午前10時半~午後1時半。実際に懐石フルコースとお菓子を作りますので、洋服にエプロンでご参加下さね。
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