名月や 塚口真庵ちょっと大人のお茶稽古レポ

2015年09月08日 11:50

雨の日のお茶は、心が鎮まって、素敵です。
お香の香りも鼻孔に、しっかり届きます。
雨音に耳を傾け、雨にうたれる露地の木々たちを想う。
風情ある四畳半茶室の塚口真庵ちょっと大人のお茶稽古。いい一日でした。

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雨なので蹲はつかいませんでしたが、きちんと席入りから始め、床の掛け軸と花の解説から。
名月やと題しての、お茶稽古。掛け軸は指月図です。月は、それぞれの人が茶道を通じてべき目指すもの。指は日ごろの稽古や書物での勉強、自然界からの学びなど。月を見つけるには、月はあっちと指差してもらうと見つけやすいですね。私も、みなさんにとって、良き指でありたいと願います。

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月がみつかったら、もう指は不要のもの。
指だけをみるお茶ではなく、ちゃんと月を目指していただきたいなと思います。
本日の花はMさんに入れていただきました。優しく可憐なMさんらしいお花です。

炭手前の羽箒は野雁。雁が渡る季節になりました。香合は、トンボ蒔絵。

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濃茶の茶入の仕覆には、花うさぎ金襴。茶杓の銘は雪月花。

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薄器は桶の形のもの。昔の人は、池に映る月を舟を浮かべて鑑賞したり、桶に水を張って、そこに月を映して楽しんだそうです。ああ、風流だなんてね。(*^_^*)

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主菓子は、ハワイの茶人さんにいただいた紫の色素を使いたくて、今年最後の寒天のお菓子「月さやか」。さつまいもの甘煮を月に見立てました。

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お客さん参加していただきました、ハワイの茶人さんからは、月と大黒天のお話を席中でしていただいて、心に響く、日本の心の一端を、皆さん、感じ取っていただけたのではないでしょうか?
私も月見のころに、旅立っていった、黒猫の茶々のことを思い出しました。ずっと寄り添って生きてきて、じないまちへついてきて、私のこれからの生きる道をちゃんと確認して、「ママ、もう茶々がいなくなっても、大丈夫だね。」と。なぜか、大黒天と兎の話がかぶさって、4年前の満月を見つめていました。

干菓子は、雲平の月と落雁のうさぎさんです。

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お茶では、その日ご用意する道具やお菓子などで、世界を作ります。
今日の世界、楽しんでいただけましたでしょうか。

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お付き合いいただきました皆様、ありがとうございました。今回は早くに満席になって、4名様ご参加していただけませんでした。申し訳ありません。四畳半茶室ですし、ゆっくり過ごしていただきたいので、定員は10名様です。
来月は、10月4日(日)午後1時から。風炉の名残、侘びの世界をお楽しみください。お申し込みは、お早目に。点前稽古、お客様参加、いずれでも
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