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じないまち峯風庵 茶飯釜粥の茶事

2016年03月07日 23:34

2月11日、楽しい茶飯釜粥の茶事を、じないまち峯風庵で開催させていただきました。
峯風庵の箱火鉢の炉にかかった、おくどさんで使うような羽のついた茶飯釜が、なんかユーモラス。
茶釜でご飯を炊く、茶飯釜の茶事は、最近される方が増えたように思いますが、茶釜で粥を煮て懐石にするのは、あまりおられないのですが、お米の滋味に、びっくりしていただける、美味しいお粥を召し上がっていただけます。
寒い時期には何度でもしたい粥の茶事ですが、なかなかお客様に来ていただける方が少なくて。(-_-;)
お粥なので、ご馳走が出ないのではと思われるかもしれませんが、粥に合うとりどりのお料理を心を込めてご用意します。粥ならではの味わいです。
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今回のお客様は、とても親しい方々ばかりでしたので、粥の茶事を知ってもらうためにも写真を撮ってあげようといってくださって。茶事では写真は撮らず、思い出と黒文字だけを持ち帰っていただくのですが、今回は、ご厚意に甘えることにして、少し写真を撮っていただきましたので、ご紹介します。
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初入の床には、「紅炉一點雪」の墨跡。禅の教えにはなるほどと納得ではありますが、何より美しい光景が心の中に広がります。お米が煮える香りを楽しんでいただくために、埋香、待香、初炭での香は使いませんので、床に飾っておきます。
初炭は、たっぷりの炭を丸くついでゆき、火吹き竹で吹いて火力をあげて、米を入れます。
釜から湯気があがって、吹き出す寸前に、釜を下します。今回はちょっと吹きこぼれてしまいましたが。ちょっと焦った!
釜の中で、重湯、三分粥、五分粥、全粥と、時間の経過とともに変化してゆきます。
飯椀をバケツリレーのように、手送りして、よそってゆくのが面白いです。
亭主も膳を持ち出して、粥の出来上がりを毒見しながら、ご一緒にいただけるのも、楽しみです。
粥の茶事では、粥が煮えるまでに、先に向付とお酒を召し上がっていただきます。暖かい雲子と百合根の茶碗蒸。私流ですが、先付をたっぷり。いつでも召し上がっていただけるように、粥の友を。昆布で包んだ和歌山の梅干し、大徳寺納豆、創業明治6年の天満橋永田屋の塩昆布、畳鰯をあぶったもの、ウドの胡麻和え、沢庵と野沢菜。
粥の釜を下したら、強肴の鍋(蕪、梅人参、柚子がたっぷり入った鶏団子)をかけます。
三分粥のために、若ゴボウとウドとかまぼこ(利休の時代には肉板と呼ばれていたご馳走でした)の甘辛煮、五分粥のためには、ヨモギ生麩の田楽とデビラカレイの焼き物。デビラカレイはちょっと昔にはよく食べていた普通の家庭のおかずでしたが、最近はめったにみかけなくなって、高級珍味やさんで見つけました。木槌で骨をたたいて、頭から全部召し上がっていただけるように。これ、美味しいの。
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全粥をよそったら、釜を水屋に下げて洗い清め、お茶のための水をはって、強肴の鍋と交代に炉にかけます。
八寸は、蟹とリンゴの衣揚げ。お酒は、秋田の地酒、雪の茅舎。
主菓子は、手作りの小麦まんじゅう。中餡をピンクに染めて、受け首の梅を刻んで入れ、まんじゅうの皮には梅酒を混ぜ込んで。梅が香という銘に。黒い縁高に映えるかなと、赤い梅の絵を付けました。
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後座からは通常の正午の茶事と同じです。初座の砕けた雰囲気をひきずらないように、道具組はちょっと渋めにしてみました。
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床の花は、椿がなかなか手に入らなくて、開いた椿ですが、なんとなく可憐な風情なので、許していただくことに。黄金葉の芽吹きと多めに入れた椿の葉で、命の春の到来を感じていただければ。
茶飯釜はご後炭が楽しい。火吹き竹で吹きますので、炭がほとんど燃え尽き、いつもは入れることができない輪胴を入れることができます。
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炭の色、煮えのついた釜から立ち上る湯気。やっぱり、茶事はいいですね。
粥の茶事は12月から3月のはじめくらいまでの寒い時期の茶事です。今年は春が早くやってきましたので、12月までお預けです。(´;ω;`)ウゥゥ
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