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6月の塚口真庵茶事勉強会 飯台の茶事のアレンジで

2016年07月10日 01:55

水無月の塚口真庵茶事勉強会、ご亭主役の方が二日とも素晴らしくて。
真庵の庭の風情も素晴らしくて。
懐石料理が自分で言うのもなんですが、とても良い献立になりました。
体調が万全ではなかったので、頭ふらふらしながらの開催でしたが、師匠から、命を懸けるくらいの気持ちで茶事には取り組みなさい、四畳半の茶室の中には禅寺の七堂伽藍が入るくらいの大きな茶事をしなさいという言葉を思い出しながら・・・。伝えられたお茶の心を少しでも皆さんにもお伝えしてゆきたいと。
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田植えの終わった田んぼの稲たち、小さな生き物たち、そして、私たち人間にとっても、恵みの雨。慈しみ深く振る雨に、心もすっかり洗われます。
ご参加いただいた方から次々に届く、お礼や感想のメールを読みながら、昨日今日とゆっくり過ごして、体力も気力も戻ってきました。

「ご用意いただいたプラチナ箔のお棗が、私には、蓮の葉に集まる雨粒の光のようにも見えて、とっても清らかで涼しげで、そして尊くて、この世の美しいものの代表のように感じました。
少し離れて眺めていると、プラチナにうっすら木目が透けて見えます。その木目の流れも美しく、丁寧な職人さんの手技と愛を思い、うっとりしておりました。」
メールの一部を引用させていただきますが、このように感じ取ってくださって、なんてうれしいことでしょう。この方は、翌日の早朝に自転車を走らせて蓮の花が開くのをご覧にいかれたとのこと。蓮池に蛙が乗っている水指と棗、たぶん、お床の「行雲流水」 花入れの魚籠、タピオカの雨粒を閉じ込めた主菓子「雨音」、水と魚の干菓子などが繰り広げる、雄大な自然、そして循環などのイメージが、茶室いっぱいに広がっていたせいでしょうか。
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茶事の道具はすべてお客様のためにご用意します。一つ一つ、心を込めて。貧乏茶人なので、高価なものはご用意できなくて申し訳ないのですが、それぞれの道具が語り掛けるものやことを、心に泊めていただければ幸いです。
以前に、峯風庵の気軽な500円茶会にいらした方が、見るべき道具は何もなかったとFACEBOOKに書かれて、ため息ついたことがありました。道具の向うに何を見るかは、客人の力量でもありますよね。(^_-)
ちょっと気分のだれるこの季節には、見立ての茶道具を使って、ちょっとハッとしていただく工夫も。でも、見たとたんに見立てとわかるくらい奇抜なものや気をてらったものは、ちょっと考えもの。今回は、以前、京町家の活性の仕事で、バリ島の見立ての茶道具などを扱う「茶飯(チャハン)」というお店と「数寄好き(スキスキ)」というギャラリーをしていた時の名残りのもの。
露地の煙草盆と火入れ、水指、茶入、魚籠の花入れがバリ島の雑貨です。
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恵みの雨とはいえ、梅雨時は少しうっとおしい気分になることも。懐石で時間をとってしまっては濃茶まで気持ちがだれてしまいます。6月にはいつも伏せ傘懐石にして、飯替え、汁替えを省略しますが、今回は飯台の茶事のアレンジで、四つ椀を重ねて持ちだし、向付も取り回し、かないろで汁も取り回し。汁椀の蓋が杯になるので、お酒もたっぷり召し上がっていただけます。秋田から「高清水」という耳に清かなお酒を取り寄せました。
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茶事の勉強会では、私も学ぶところが多いのですが、今回は点前について、考えさせられました。プランナーなので、茶事の世界を作るのは得意ですが、日ごろ点前稽古をしていないので、口であれこれ言うのはできても、自分では実は点前が苦手です。
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26日の亭主役の方の点前は、どこまでも誠実で優しい点前。28日の亭主役の方は、スカッとキリッとした潔い点前。いずれも、素敵で、勉強会なのであれこれ解説を入れるのですが、解説を入れないで、亭主の点前だけで茶事を進行してみたかったです。
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茶事が終わって、亭主の美しい点前が一番心に残ったというのは、茶事では失敗だと師匠にはよく言われていました。点前はあくまで手段であるので、茶事の本質を差し出すこと。なので、見せることを意識した点前は厳禁で、自然に流れるように~~と教えられましたが。やはり美しい点前は、見ていて気持ちがいいものですね。私も、もうちょっと精進しなくては。(-_-;)
台所や半東さんも、皆さん腕を上げていかれて、うれしい発見でした。
私の体調を気遣って、頑張ってくださったということもあって、皆さんのお気持ちが、とてもありがたく感じる茶事の勉強会でした。
6日のじないまち物語・狐伝説 夕去りの茶事と同時進行で準備を進めていましたが、これで、6日に向けて集中して心を込めてゆくことができます。
茶事は、本当に素敵で楽しいことですね。
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