7月の茶懐石料理教室 盛夏の献立

2016年08月10日 11:13

今月の茶懐石料理教室、なかなか手ごわい献立でしたが、皆さん、頑張ってくださいました。前向きに取り組んでいただく姿勢がうれしいです。

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初日は、表流のお茶の先生にサポートに入っていただいていたので、懐石の頂き方・おもてなしは、表流でさせていただきました。亭主役は表流のSさんです。
懐石料理そのものは同じですが、少し順番が違ったり、盛り付けが変わったり。皆さん興味津々。特に千鳥の杯は、八寸を一人一人ご覧いただくなど、違いが多くありました。

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全体に丁寧な感じがして、私は表流の懐石が好きです。
主菓子は、氷豆腐。江戸時代によく食べられていたお菓子ですが、豆腐は腐りやすいので、お店で出されることがなくなって忘れられたお菓子です。豆腐の寒天寄せに、黒蜜をかけていたそうですが、お茶では食べにくいので、黒蜜の寒天と豆腐の寒天を二層にしました。豆腐と思えない美味しさ。それに、きれいです。なんかちょっとおしゃれな感じにも見えますね。(*^-^*)
大好評でした。

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最終日は次の日の準備がないので、水屋担当の方とゆっくり懐石とお酒いただきました。
美味しかった!
ご参加の方から、どうしてお店で食べるのと違ってこんなに美味しいの?って。
うれしい質問です。
その日、その時に一番おいしく感じていただけるように、必ず味見をして加減をします。温度や湿度、食材の状態によっても、味は変わってきますので、心を込めて調理します。それと、美味しすぎないことを心がけています。一品一品が別々にガツンと美味しいのではなく、全体としてのハーモニーで自然におなかに収まって、最後の湯斗と香の物を召し上がっていただいたときに、「ああ~、美味しかった」と、心も満たす料理が懐石だからなんです。自身の舌を鍛えていただかなくては、懐石は作れないのです。

祇園祭りによく活けられる、檜扇をいただいたので、茶室にいれておきました。
皆さんさん、ご覧いただけたかな。

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盛夏の懐石。涼やかに。夕去りの茶事に、お役に立てたらと・・・。

<向付>  イサキ昆布〆 煎り酒  莫大 花穂紫蘇 山葵
江戸時代の調味料、煎り酒も手作りしてい炊きました。純米酒と梅干でつ
くりますので、暑い夏でも毒消しになります。
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<汁>    揚げ茄子  八丁味噌 山椒 
冷たくしてお出ししました。

<煮物椀>  冬瓜  鶏の丸 小松菜 卸し生姜 薄葛仕立て
熱々の煮物椀。生姜が利いて、夏にぴったり。
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<焼き物>  焼き鮎の柔らか蒸し タデ酢
懐石では後に残るものはなるべくお出ししません。鮎は背骨が硬いの で。焼いてから40~1時間蒸してお出ししました。頭から全部召し上がっていただきたくて濃厚なタデ酢も手作りしていただきました。
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<強肴> 夏野菜と穴子のジュレ
強肴はあえてすすめる肴ですから、これまでの余った食材で作るのがお約束。余った茄子と冬瓜に、南瓜、トマト、オクラ、穴子をそれぞれ下ごしらえして盛り合わせ、枝豆を散らして、上から出汁と醤油をちょっときかせたジュレを掛けました。結構手間暇かかりました。でも、夏らしくていいかなと。
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<小吸い物>   じゅんさい 梅風味

<八寸>     酢蛸    トウモロコシ掻き揚げ
蛸は夏バテは予防によいそうです。天神祭りにも蛸を食べますね。トウモロコシの掻き揚げは、バリ島の町の食堂の盛り合わせのご飯によくついてくるメニューで、バリ島の見立ての茶道具仕入れ旅で、大好きになりました。日本でもこのごろ、見かけるようになりました。
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<湯斗>     炒り米

<香の物>    沢庵 胡瓜 スイカの奈良漬
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<主菓子>    氷豆腐
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<酒>7      夢灯り 純米吟醸 盛岡市 あさひらき酒造

8月は、一足早い秋の献立です。「長月 重陽の節句」
8月19日(金)20日(土)21日(日)午前10時半~ 会費8500円
お食事からのご参加は7000円で、茶懐石の召し上がり方のマナーもご指導しますので、ご興味をお持ちいただきましたら、一度ご参加くださいませ。峯風庵の茶懐石料理教室は月謝制ではなく、一回毎のお申し込みでご参加いただけます。

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