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9月塚口真庵夕去りの茶事勉強会レポ

2016年10月05日 15:21

9月の塚口真庵 夕去りの茶事勉強会。無事2日間終了しました。
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「月を待つ」と題しての夕去りの茶事。夕去りの茶事は通年、開催することができるのですが、夕暮れが去ってゆく時間に開催して、茶事が終わって露地に出たら、お月さまがぽっかり見える(かもしれない)お月見の頃が一番、ふさわしいように思います。
茶事の一期一会が、とても大切なものであることを、時の移ろいがはっきりとわかる夕去りの茶事が教えてくれます。
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月はそれぞれが目指すお茶の道の先にあるものに例えられます。今回の茶事では、ご参加の皆さまそれぞれの月が現れるのを、焦らずに時間をかけて待ってくださいねというメッセージも込めたつもりです。
人生にはいろいろなことが起こり、続けたくてもお茶をいったんお休みしなくてはいけなくなったり、家族の介護やお世話で参加したくても、茶事の勉強会に参加できない状況にある方もたくさんいらっしゃいます。
茶事や茶懐石のレポートは、お茶の魅力をお伝えしてゆきたいと願う私のライフワークの一環でさせていただいています。実際にご参加いただき受け止めてくださることの10分の一、二十分の一もお伝えできないかもしれませんが。参考になれば幸いです。
写真は2日間のものが混ざっています。25日は席入り4時で、27日は夜にお出ましにくい方のために正午席入りで、電気を消して夕去りの流れを体験していただきました。
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夕去りの茶事は、初座が陽で、床には花を。花が印象的に、お客様の心に届きますように・・・。
茶室に花を入れ、香を焚いてお客様をお迎えするのは、神様、仏様と同じくらいにお客様を大事に思ってお迎えしていますよという亭主側の気持ちです。
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月見の宴をイメージして、花は鼓の胴に入れました。昔、長唄の鼓の稽古をしていた時の物です。何でも置いておくと、お茶で役に立つことがあります。(^_-)
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夕飯には時間がありますので、風炉ではありますが先に初炭手前を。お客様が預かってくださった香合。可愛いでしょ。これがしたくって、バリ島のこけしを加工した兎香合です。
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懐石は、少し軽めにご用意するものですが、やっぱり心づくし。
向付はヒラメの昆布〆菊花和え、汁は薩摩芋、鳴門金時です。
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煮物椀は、月真蒸に松茸、菊菜、芝に切った柚子を添えて。そうそう、兎の形に作った車海老も入れてしまいました。
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焼き物は秋鮭利休焼き、強肴は焼き椎茸、梨と菊菜のみぞれ酢和え、八寸は、秋刀魚のケシの実まぶしと枝豆です。湯斗と香の物をお出しして、この時に、ほっこりおなかと心があたたかくなるようなお料理が茶懐石です。
主菓子は、兎上用饅頭。これも水屋コースの皆さんの手作りです。
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中立では、露地に蝋燭。27日には鐘を打ち残して、手燭の交換もしていただきました。昼間で蝋燭の風情がない分、いろんなことをしてもらおうと。
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後入りの床には、墨跡。「吾心似秋月」大徳寺 高桐院 剛山 和尚の書です。手燭を添えています。
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短繋と手燭の灯りで濃茶、続き薄茶。稽古茶事ではありますが、四畳半茶室では、みなさんの心が寄り添うようで、暖かな気持ちがいったりきたり。たぶん、むつかしいことは言わないでも、茶事の何たるかが、皆さんには理解できたことだと思います。
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待合から、腰掛待合、露地、初入り、後入りと、シンフォニーのように道具組をしてゆきますが、本日は、月と兎の意匠を重ねることで、主題を感じていただきました。
仏性の悟りである「帝釈天と兎」のお話もさせていただきました。
美しい、そしてちょっと物悲しい、月を待つ茶事。
お楽しみいただけたら、幸いです。
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そうそう、27日の正客様から、床の花にしゅうめい菊が入っているのを見つけて。しゅうめい菊の花言葉を教えていただきました。なんと「忍耐」だそうです。勉強会のことゆえ、何かとおめだるい点も多々あったことと思いますが、どうぞ、こらえてくださいね~~。これ、使えますね。(^_-)
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