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4月2日じないまち峯風庵 西行法師と桜 夕去りの茶事

2017年04月18日 14:33

久々に茶事らしい茶事をさせていただきました。
茶事の勉強会を主催させていただいているので、ともすると茶人として茶事をさせていただいるのに、稽古茶事と同じように対応されると、ちょっと悲しいこともあるのですが。今回のお客様はそれぞれにお茶へのお気持ちがまっすぐな方々で、心地よく亭主をさせていただきました。。
西行法師と桜の茶事は、峯風庵ならでは。峯風庵から車で10分ほどの弘川寺に眠っておられる西行法師を偲んでの茶事です。

ねがわくは 花の下にて 春死なむ
           
そのきさらぎの望月の頃

願い通りに、2月16日の望月の日。73歳で亡くなっています。今の暦では3月31日ごろかと。

待合には、西行記念館に入ったところに展示されている西行法師の旅姿の木造にならって。旅姿の僧の墨絵をかけました。由緒のわからない色紙なのですが、何故か、うちに昔からあったものです。

    ほとけには 桜の花をたてまつれ
          我が後の世を 人とぶらわば
初入りの床には、西行さんの望みどおりに 桜の一枝を。夕去りの茶事は初座が花になるので、花が印象的にと花選びには時間をかけました。

初炭で使った香合には、空の文字が書かれています。茶事の終盤で、煙草盆に仕込んだ琵琶湖の風景を描いた火入れがでてきます。
       にほてるや なぎたる朝に見渡せば
            こぎゆく後の波だにもなし
亡くなる数年前に比叡山に慈円を訪ねた折に琵琶湖を見て詠んだ歌です。その時「空」を悟ったといわれています。
こんな風に、峯風庵の物語の茶事では、道具たちがさまざまな物語を繰り広げげます。お客様は謎解きのように、そのメッセージを受け止めてくださいます。
今回は水屋を頼まずに、一人亭主だったので、薄茶の煙草盆が一番心配でしたが、何とかお出しすることができました。出せなかったら物語が完結しなかったことでしょう。

懐石も一人なので、自分の思う通りに買い物も調理も盛り付けもできました。会心のできかも。(*^^*)
向付は、朝、新鮮なヒラメを手に入れて昆布〆に。春らしく黄身和えにしました。新わかめ、この短い季節だけ市場に出る花わさび、山葵を添えて。器は6世乾山、三浦乾也の重ね貝。とっておきの茶事に使う私の大好きな器です。汁は蓬麩。
煮物椀は、鯛を道明寺で包んだ桜餅。菜の花、独活の桜花、木の芽。時代の吉野椀です。
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