2月11日峯じなしまち風庵茶飯釜・粥の茶事 レポ

2018年02月21日 00:25

2月11日に開催させていただきました、じないまち峯風庵・正午 茶飯釜粥の茶事のレポ^とを。
とはいっても、庵主が茶人として開催させていただいた茶事で7稽古茶事ではありませんので、ほとんど写真はありませんが、お許しを。
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金剛おろしが吹きすさぶじないまちは、確実に大阪市内より1~2度は気温が低くて、まして古民家の寒さと言ったら~~。朝からエアコン2台、ガスストーブ、電気ストーブ、灯油のストーブと、暖房器具をみんな付けて家を温めていました。
でも、風邪気味のお客様が一人いらして、もし寒さのせいで風が悪化してはいけないと、急遽土間に大きな壺とお皿を運んでで蹲を作って、土間を腰掛待合に。玄関出たところの公共のトイレも使えるし。中立ちもOKです。

今年は春が恋しくて、若草色の付け下げ(色無地に見えますが、地文で裾模様があります)の着物を着ました。

待合には、判じもののような墨絵「仏に暇をもらって洗濯している」と書かれた小さな額を置きました。さて、これは? たぶん、茶事がすすむにつれてお客様にもなるほどと腑に落ちることでしょう。茶飯釜粥の茶事って、こんなイマージかなとふと思ったものですから。
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初座の床には「龍起一譚氷」南禅寺 牧雲和尚の墨蹟を。湖に張った氷の薄くなったところから、そこで眠っていた流派目を覚まし、こおお路を割って点に上る。凄絶な受け伊賀広がります。冬から春へ。瑞祥でもあります。小さな茶室に大きな世界を広げる、お茶の魅力の一つ。私の好きな禅語です。
茶飯釜の初炭では米の炊ける香をもご馳走ですので、香は炊きませんので、床に香合うを飾っています。摩崖仏の香合で、観音菩薩が彫られています。
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懐石は、先月の茶懐石料理教室とほぼ同じですが、少し季節が進むと食材にも変化があって、楽しいです。
まず初めにお出しする重湯のおいしさに皆さん驚かれます。しばらくすると釜の中で三分粥になります。大徳寺納豆を入れていただくと、う~んとうなるくらいのおいしさ。時間尾経過で釜の粥が変化するのを毒見をしながらお付けしてゆきます。
お酒は、堺の町おこしのために作られた「千 利休」の吟醸酒をご用意。個人名を商品名にはできないところを、堺のためにと市長さん肝いりで許された銘だそうです。じないまちと堺は戦国時代の末期から盛んに交流していて、流派に分かれる前の茶道も寺内町でなされていたそうです。
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主菓子は、もちろん手作りですが「風は吹く 南岸の柳」という、禅語の銘を漬けました。白が風邪、ブルーが川の水、薄い翠が柳です。中は黄身餡にして、あたたかな春が近いことをメッセージに。
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後座では、お正客様に、練っているうちからおいしそうだったと濃茶をほめていただき、うれしいことでした。
火吹き竹で炭をふ~ふ~吹いて火力を上げて粥を煮ていますので、後炭もたっぷり入れることができます。これも茶飯釜の楽しみです。
薄茶になって、私もお相伴。薄茶を建てるのが本当にお上手なKさんが点ててくださいました。
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茶飯釜粥の茶事は、少し砕けた茶事ですが、親しい方とご一緒すると本当に楽しいものです。でも、茶事は茶事ですので、あまりにも気が抜けてしまってはいけないので、修行僧が召し上がる粥のこと、禅僧はご飯を頂く前に文言を唱えるのですが、この一飯をいただくに足る自分であるかと自問自答するお話や、利休さんが秀吉を迎えて茶事をす津露機に、粥を出して秀吉に忘れていた若いころの気持ちを思い出させた話なども、ご紹介してゆきました。
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茶事はとんでもなく楽しい、でもただ楽しい宴会にはなく、直心の交わりができたり、心深く生きる糧になるような時間と空間でありたいと思います。
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粥の茶事は今年はこれでおしまい。また来年、寒くなるころまでお預けです。
茶釜でご飯を炊く、茶飯釜のっ茶事は、釣り画まができる塚口真庵で2月25日26日に茶事の勉強会として開催します。時節がえあ、奈良のお水取りの世界で、お待ちしています。まだお客さんにお申し込みいただけますので、ぜひご一緒に。
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