じないまち後の雛祭り茶会 レポ

2012年10月16日 23:12

二年前、後の雛祭りの日にじないまちを訪れていなければ、今のじないまちの幸せな暮らしはありませんでした。ご縁って、不思議です。

その日は雨で、人も少なかったのですが、しっとりと落ち着いた町にぞっこん。興奮ぎみにカフェで友人と「ええ町やねえ~~」と話していたら、隣で珈琲を飲んでいた方から、空いている古民家の斡旋をしてるので、登録しておきませんか?と誘われました。なかなか空きは出ないけど~~とのことでしたが、運がよかったのか、この町が私を呼んでくれたのか、それから一週間後に、今の古民家と出会うことに。

私のじないまちで三度目の後の雛祭りの日。
後の雛祭りは、江戸の時代、関西で行なわれていた行事で、お雛さんの虫干しもかねて、菊の花と雛人形を飾ったそうです。

東京からのお客様もお迎えして、楽しい茶会を開催させていただきました。

10月

雅な雛祭りと侘びの10月の名残、さて、道具組はどうしょうかと。
いつものように、私が生まれたときに両親が買ってくれた古びた雛人形をだしてきたら、十分に侘びていました(笑)ので、侘びでいいかと。
いつものように、茶室のあちこちに雛人形を飾って、お雛さんと一緒に楽しむお茶会に。

10月


水屋のお手伝いをいただいた方は、山で茶花を育てていらっしゃるので、バケツ一杯の茶花をお持ちくださり、うれしい贅沢をさせていただきました。名残ですから、たっぷりと花を入れることができて、幸せ気分。

10月


お客様の一人、親しくさせていただいている方が、持病の克服のため今月末から完全玄米菜食にされるとのことで、私の料理を召し上がっていただくのは最後になるかもと、ちょっと点心やお菓子もがんばって作りました。

点心は、峯風庵の前にある富栄戎さんと江戸・明治に栄えたじないまちにちなんで考案した、昔商家の賑わいゑびす膳。江戸・明治の器でお楽しみいただいています。
小向は、えべっさんにちなんで鯛の昆布〆。器は石川の水運を活用して栄えたじないまちにちなんで、船の形をした時代の鍋島焼きです。先付は、じないまちの郷土料理の粉豆腐の煮物。大皿には、海老の黄身寿司、地鶏のもろ味味噌焼き、酒つくりの町であった名残に秋鮭の酒粕焼き、えびす南京のいとこ煮、菊花と菊菜の和え物、地元の名産の無花果の揚げ物、小切り長茄子の漬物。ご飯は、地元の名産の海老芋の炊き込みご飯、椀物は峯風庵自慢の真蒸を作りました。

10月

主菓子は、栗きんとん。今回はバーナーで焼き目を入れてより侘びた風情に。

10月

干菓子は、ちょっと遊んで、菊の花の落雁と菊の葉っぱの雲平を、菊間垣のように盛り付けました。

10月


水指は古い丹波の種つぼ、薄器は時代根来の寺道具に黒が木の割り蓋。茶杓は文雅和尚の銘「幸」です。茶椀は桃山の茶碗作りを今に再現されている鈴木豊さんの黒織部、時代唐津の扇面茶碗。ちょっとおまけに可愛い小菊のお茶椀と米俵茶碗。菊の蓋置で、茶席には3つの菊を重ねて、菊とお雛さんのお祭り。
お一人お一人に、心をこめてお茶を点てながら、楽しい大人の雛祭りの時間を過ごしました。

皆さん、とても喜んでくださったので、徹夜の疲れも吹っ飛ぶかと思いきや、気持ちは晴れ晴れですが、体のほうはガタガタで、足腰、首と背中、痛いです。

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