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10月の峯風庵茶道塾inCALPEDIEM レポート

2010年10月07日 23:55

2010年10月茶道塾
10月3日の峯風庵茶道塾inCALPE DIEMは、お月見がテーマのお茶サロン。
たくさんの見学&お客様がいらしていただき、まるでお茶会のようでした。
昨年はちょうど10月3日が中秋の名月の十五夜でしたが、今年は早々に9月22日でした。お茶は少しづつ季節を先取りしてゆきますので、それではと、10月20日の十三夜、後の月見の趣向で。
十三夜は栗名月といわれていますので、主菓子は、栗きんとんを手づくりしました。栗タップリ、少し焼き目もつけて、美味しく出来ました。既に味見で2個食べている私・・・。汗。
2010年10月茶道塾

干菓子は、四天王寺の河藤さんの兎落雁が可愛い形なので、前日に買いに行くと、なんと売り切れ。お花屋さんに肝心のススキも姿を消していました。
前日、あわてまくること、しきり。お月見はまだ終わっていないのに~。
月と兎の趣向。
先ずは、床に円相のお軸。これはお月さん見立て。花入は国焼の白磁の兎。ススキがないので、あきらめて、名残の花をたっぷりといれました。
2010年10月茶道塾

炭点前で、香合を兎にしました。バリ島でオーダーした兎のこけしを切って、彫刻等でくりぬいて香が入るようにしたもの。一寸背が高いので、炭斗の中でずっこけたりしてましたが。炭点前してくださる方、たいへんdしたね。ごめんなさい。
薄茶の主茶碗に、月とススキの色絵の茶碗。
もう一つくらい、月と兎を重ねたくて、干菓子盆に。幕末の頃の菓子盆です。月と兎と木賊の蒔絵が施されています。木賊で磨くと何でもきれいになるとか。きれいなお月様だけど、木賊で磨いたらもっときれいになるだろうと思う昔の人の気持ちが面白くて。
2010年10月茶道塾

困った干菓子は、実りの秋の稲穂と稲の葉(河藤さんでは野分と言う名前がついていた緑の草です)を、一寸遊び心で盛り合わせ。
2010年10月茶道塾

濃茶の茶碗は名残の侘びた風情にふさわしい漆継を施された御本茶碗、茶入れは海あがりの安南。いづれも300年前くらいのものです。
お話が前後しますが、棗は雁蒔絵を使いました。
お茶がほとんどはじめての男性もお客様でいらしていただいていましたので、お茶室の中でお話しするのは清談で、仕事と政治とお金と色事の話はご法度ですと一寸説明。では、どんな話をしたらいいの???
で、例題としまして、雁風呂のお話をさせていただきました。
寒いシベリアのほうから秋になると日本で冬を越すために雁が渡ってきます。広くて大きい海を渡ってきますので、途中羽を休めるために、雁は木の枝をくわえて飛んでいます。疲れたら、海に枝を落として、浮いた枝に止まって疲れを取りながら、飛び続けます。日本についたら海岸に枝をおとして、飛び立ちます。その雁が落とした小枝を集めて土地の人は風呂を炊くそうで、その風呂を雁風呂というのだと。私もいつぞやの茶事で聞いたお話を披露しました。
毎回ご参加くださるロシア料理店のオーナーシェフもいらしていたので、きっとその小枝がウオッカを漉すときにつかう白樺だろうと、話題が広がり、お茶らしい楽しさに。
さらに、いつも含蓄の深いお話をしてくださるYさんからは、雁が渡ってきて、春に北の国に帰るとき、自分が持ってきた小枝を捜してそれをくわえて飛び立つのだと。飛び立った後には、小枝が残っています。命を落として、北の国に飛び立つことが出来なくなった雁の数だけ、小枝が残ると。
なんだか、ジンワリ、心に響くものがあります。
お茶の一期一会の、素敵な時空ができた、いい茶道塾になりました。
2010年10月茶道塾

<和の心< 茶道・茶事・茶人の世界ホームページ
http://www.wa-no-kokoro.jp/

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