12月17日寺内町峯風庵超実践茶事勉強会

2018年01月10日 23:15

12月17日に開催させていただきました、じないまち峯風庵での茶事勉強会。朝10時からの黒門市場の買い出し、塚口では時間の関係でできない露地や茶室の掃除、懐石料理も野菜をあらうところから。5時席入りで終了は午後9時。ノンストップで突っ走ります。水屋コース5名様、お客コース5名様の心が寄り添って、勉強会ではありますが、とても感動的な茶事になりました。

峯風庵は低い椅子席、箱火鉢と江戸時代の蔵の扉を使ったオリジナルな茶室なので、点前が若干流儀とは変えなくてはならず、(もうそろそろ峯風庵流緒行ってしまおうか)、私が亭主をしながら進行します。これがなかなか大変。すっかり疲れたのと、すべてを出し切った抜け殻状態で、レポートを書くのが遅くなってしまいました。
写真は前茶です。
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超実践勉強会、水屋コースの片からは目いっぱい頑張りました、露地の木の葉拾いをしたら、とても気持ちがよくなりましたなどの感想が。道具のを清めるのは自分の心も一緒に清めているし、それをご覧になっているお客様の心も清まってゆくのだと師匠から教えを受けていましたが。掃除は苦手の私ですが、露地の掃除は、やはりはいつくばって行うことに意味があると思います。
お茶は単なる知識や技術だけではお茶にならない、そこがすごいことだし、素晴らしいことだと思います。
峯風庵での茶事の勉強会は、やっぱり私が目指すところをこれからも貫いてゆきたいt藻います。

さて、ご参加皆さまには 下記のご案内をお出ししていました。

雪降る聖夜をイメージして一週間早いクリスマスを皆さんと共に過ごせる幸せ。
侘び茶の成立当時は、南蛮人のもたらしたキリスト教の文化も取り入れられ、荘厳なミサの儀式がお茶の精神性に影響を与えたともいわれています。聖杯を拭き清めるピュリフィケーターという白い布のたたみ方・拭き方は茶碗を清める茶巾にその名残が見られます。
じないまちは戦国時代の末期に成立した宗教自治都市。程近い堺の町は海外との交易で栄えた町。寺内町では宗派に分かれる前の成立当時の茶道が盛んにおこなわれていたそうです。また、富田林市は40年ほど前まではクリスマスツリーに飾るグラスボールの生産地で、アメリカに輸出していたことから、クリスマスシティといわれているペンシルバニア州のベスレヘムの町と姉妹都市となっています。西欧の文化を盛んに入れた明治モダンの時代にもきっとクリスマスがこの町で楽しまれていたのではないでしょうか。
蝋燭の灯りのもと、クリスマスの茶事をお楽しみください。

待合には、s牧師に書いていただいたChristmasの色紙をかけ、煙草盆の火入れは馬(イエスキリストは馬小屋でおうまれになったそうです)汲み出しは伊万里の深めのワインカップに西洋卵酒(エッグノック)を。
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露地にはろうそくの灯り。寒いので湯桶もご用意しました。
初入りの床には手燭。この灯りで掛物の語を読み取ります。
まずは体を温めていただこうと、短繋の灯りだけで前茶を。
続いて初炭。下火の3炭の選び方、熾し方がとても大切。半東さん、やりましたね。すっかり尉がかかって、お待ちしていましたよという風情。
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懐石は懐石料理教室とあまり変わりないものにしましたが蝋燭の灯りのっもとでは、素晴らしい御馳走に見えました。
主菓子はやはり和菓子で作ったホールのクリスマスケーキ。席中で切り分けてお出ししました。

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中立ではトナカイのキャンドルスタンドもお出ししました。

後座の床には、清楚な白いバラに柊の小枝を添えて。夜咄の茶事では通常は石菖ですが、白い花は許されます。初座の紅炉との対比で、それぞれのイメージを膨らませていただければ。

水指は寒い季節によく使う波佐見焼の沈香壺。東インド会社を通じてヨーロッパに渡り、きっとクリスマスのマントル7ピースの上でポプリの良い香りを放っていたことでしょう。それがいつの時代にか日本に里帰りしてきたものです。道具組はクリスマスカラーの緑と赤を中心に、あちこちに雪をちりばめました。薄茶の主茶碗は杉野弘美さんの南蛮人の絵付け。ずっと前に大阪府知事の名代で世界各国の領事夫妻をお迎えしれの茶会をさせていただいたときに、思い切って手に入れたもの。その茶会開催のギャラを全部使っても全然足りないものでしたが、このお茶碗のおかげで、良い一期一会ができました。

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静けさの中にも、和やかにふけてゆくクリスマスの夜。私もよいクリスマスを過ごさせていただきました。

さあ、明日からは除夜釜と初釜の準備です。茶事ができる幸せを、皆さんに感謝。

11月の茶懐石料理き教室クリスマス夜咄の茶事 レポート

2017年12月15日 02:24

..1月の茶懐石は。クリスマス・夜咄の茶事の懐石と和菓子で作ったホールのクリスマスケーキ。
皆さん、笑顔、笑顔、笑い、笑い、そしてああ、幸せ~~って。
クリスマスは大人になってもおばさんになっても、やっぱり楽しいもの。どうしたらお客様が喜んでくださるかしらと考えながらお料理やお菓子を作るのはとても楽しい。

お茶の成立時、利休は堺の町にあるキリスト教の教会を音連れてその静謐な時空をお茶に取り込みました。洗礼の時に使うプユーリフィけーたーという布のたたみ方、聖杯を吹く動作も、お茶の点前の茶巾のたたみ方、茶碗の拭き方に取り入れられています。
お茶でクリスマスもいいかなと思います。海外のお客様が来られても世ロコンdえくださるでしょう。

向付の器は氷に刻んだジングルベル模様に見える硝子の器にクリスマスカラーのスモークサーモンとブロッコリーを山葵ドレッシングをかけて。アイスプラントも添えました。お酒は佐渡の大吟醸 北雪をご用意しました。
汁は蕪。少し牛乳を加えてまろやかに。
煮物椀は、ゆり根饅頭(中にカラスミと銀杏がはいっています)。芽連想、十字人参、星形に抜いた柚子、椎茸のくまさんを添えて、薄葛仕立てに。白いゆり根饅頭はサンタさんのプレゼントがいっぱい入った袋です。熊さんはプレゼントのぬいぐるみのつもり。ああ、楽しい。
焼き物はローズマリーチキンローストに、ズッキーニ、ベルの型で抜いたパプリカをクリスマスリースのように盛ってみました。
夜咄ですから強肴は鍋仕立て。鶏の丸や蕪、焼きネギなどでポトフに。
小吸い物のクリスマスカラーで、カボチャの種とクコの実。
八寸は、チーズとパンとりんご。お酒はワインに替えて。キリスト教の洗礼のイメージで。

圧巻はやっぱり、和菓子のクリスマスケーキ。浮島と練り切と雲平、3種の和菓子を組み合わせて作りますので、手間暇かかります。

夜咄では初座から蝋燭と短繋の灯りで知㎜こうしますので、この回すぇきとお菓子、蝋燭の灯りの下で楽しめたら最高ですね。

12月17日(日)にはじないまち峯風庵でクリスマス・夜咄の茶事の勉強会を開催します。献立、若干の変更はあるかと思いますが、ぜひ、クリスマスの懐石と和菓子のクリスマス毛^気を楽しみにいらっしゃいませんか?
会費は14000円。水屋コースは残席1名様、客コースは残席4名様です。お申し込みはお早めにお願いいたします。

11月10日じないまち峯風庵 炉開き・正午の茶事秋の童謡の世界 レオイート

2017年12月15日 02:21

11月10日、寺内町峯風庵の炉開き・正午の茶事=秋の童謡の世界。お客様に恵まれてとても楽しい茶事をさせていただきました。
待合には枝に実った柿の絵に「小しぐれて ひときわ高き もずの聲」と書かれた色紙を掛けました。私の大好き「小さい秋見つけた」という童謡(唱歌)の中に、もずの聲がでてきます。
汲み出しは九谷の唐子文様。子供が楽しそうに遊んでいるところの絵付けです。炉開きなので、昆布茶です。
初入りの床には「萬山寿色」の語。
扉期のお祝い斗童謡の世界をつなぐのに若干苦心しましたが。世界のベースは「t照る山紅葉」です。
本番の茶事ですので写真はバックヤードでしか撮れませんでしたが、私的に圧巻は、菓子椀の善哉です。「お椀の舟に箸の櫂」そう、一寸法師です。
茶事の道具の中に童謡をちりばめました。
茶人の正月の11月、正月には一つ年を取りますが、私くらいの年になると一年一年減らしたいのが本音。で、すっ飛ばして子供に帰ることにしましたが、お客様もいろんな童謡のメロディを思い出して童心に帰っていらしたようで、終始笑顔の茶事になりました。
11月ならではの童謡が、お茶壺道中のことを歌った「ずいずいずっころばし ごまみそずい 茶壺に追われてどっぴんしゃん ぬけたらどんどこしょ 俵の鼠がコメ食ってちゅう ちゅうちゅうちゅう おっかさんが呼んでも おっと
さんがよんでも ききっこなあしよ 井戸でお茶碗かいだのだあれ」ちょっとうろ覚えですが、これはどうも意味がよくわかりません。童謡や童話の中には、物悲しいしいこと、怖いことも混じっていて、世の中そんなに甘くはないと大人たちが子供に伝承していたのかもしれませんね。
今回もたくさんの童謡が登場しました。
また季節を変えて童謡の世界の茶事をしてみたいです。

後座の床の椿もご用意してくださった方があって、お大助かりでした。

9月の茶懐石料理教室レポ 神無月・名残の献立

2017年10月31日 20:54

いつも茶懐石料理教室の最終日は、水屋を担当した人たちで宴会風になるのだけれど、今回も頼もしい水屋新人さんが加わり、一升瓶がすっかり殻になりました。いい仲間たちです。
土曜日曜のメンバーさんはもうそろそろ及第点が付けられる人も出てきて、懐石実習のあとの茶事の懐石部分の演習では、間違ってもいいので自分たちで考えて亭主と水屋をしてもらい、私は、おきゃくさんに。指示通りに動いているだけではなかなか実際には動けないことが多いので、実践、実践。力が付きます私は。お客さんのマナーにも行き届いた指導ができるので、これも、初心の方には好評でした。
今月のお酒は新潟県佐渡の地酒「至」です。
神無月・名残の懐石に合わせて、11月に始まった茶人の1年が、10月に至り、お茶野名残、風炉の名残を侘びた風情で楽しむサイゴン月となりました。
いつもはそろいの向付けの器は、寄向似して、これまで楽しんだ茶事をpもい興したり、名残りを惜しんだり。木地の八寸は陶器を用います。茶事の消耗品は一回毎に新しいものでい客様をお迎えするのが本来の形ではありますが、なかな火八寸までは新しくするのはたいへんです。何度か使った生地八寸は名残の月には、汚れも目立つようになりますので、陶器の八寸を使うか木地八寸に漆を塗って使います。
私は、じないまち陶工房飛鳥三で求めた四方皿を使いました。丁と記事八寸のように少し立ち上がりがあって、ナイスです。
献立も、風炉の食材に名残を惜しんで、侘びた風情に作ります。今月はお菓子も侘び侘びです。

<神無月・名残の献立>
向付   秋酒炙り たたきオクら 芽ネギ 山葵 加減醤油
汁    サツマイモ 粉山椒  合わせ味噌
煮物椀 アナゴ卵寄せ 松茸 三度豆 ゆず
焼き物 鱧
強肴  鶏と栗野信州煮
小吸い物  枝豆
八寸  戻り鰹ショウガ煮  木の葉かぼちゃ素揚げ
湯と
香の物  沢庵 水ナス きゅうり

主菓子  里の秋

*次回は10月13日(金)15日(日)霜月・炉開ご希望きのご馳走です。
だいぶお申し込みいただいていますので、参加ご希望の方は早めにご連絡ください。14日は寺内町後の雛祭りへのご協力で気軽な500円茶会をぢ鱒ので、懐石教室はお休みいただきます。

8月25日じないまち物語「狐伝説」夕去りの茶事

2017年09月10日 00:11

8月25日じないまち物語「狐伝説」夕去りの茶事。
この茶事もおかげさまで峯風庵の五本の指に入るかなと思われる茶事となりました。いまだに茶事の名残を反芻しながら楽しんでいます。
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夕去りの茶事は夕方が去ってゆくころに開催する茶事です。
土間の上がり框には、昔の振袖を飾り(私が二十歳のころに来ていたものなので、十分アンティーク)ました。...
午後4時半のお席入り、くみ出しをお出しして露地へ。亭主は露地似迎え付けに出るまではお客様と顔を合わしません。露地での無言のあいさつの中に、互いの万感の思いが行き交います。

夕去りは初座が陽で、床には花をいれます。峯風庵に似合う時代のあるスイハツを探していましたがようやく見つかって。初座の花は印象的にトの思いがかないました。

ご挨拶で少し種明かし。狐といえば「狐の嫁入り」、皆さんご存知のことと思います。
さっと雨が降ってきてすぐにからりと晴れることをちょっと不思議な気持ちを込めて狐の嫁入りといいます。初炭の後、懐石では狐の嫁入りの祝いの膳をごいっしょにという趣向です。

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向付は特別に仕入れてもらった鯛の昆布〆を江戸時代の調味料の煎り酒で。煮物椀は華やぎのある長完絵絵替わりの椀で、名残りの鱧と走りの松茸を。

焼き物は、昔はご馳走だった地鶏の鍬焼き。農作業のあと,鳥を絞めて、たき火を熾して、農具の鍬で焼いたといわれる物。強肴は。梨と焼きマツタケなどの和え物。八寸からいいよ狐が登場するのですが、これは内緒。(^_-)

主菓子は手作りの地元の名産イチジクを使った手作りの「風一陣」。もののけが現れるときにはふぅ~と一陣風がふくとか。
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後座は蝋燭の灯りと短繋野灯りで、幻想的に。狐のお話が真に迫ってまいります。いろいろな化け狐の話をすすめながら、濃茶と薄茶を差し上げました。最後は狐の嫁入り行列で〆九九衛。これも内緒。(^_-)

セブンイレブン記念財団が発行している「みどりの風」という情報誌があります。2015年冬号に、哲学者 内山 節さんの「狐に騙されなくなった日本人」という記事が載っていました。1965年(昭和40年)を境に、日本から狐に騙されたという話が消えていった、と。人間の社会が自然と切り離され、経済や効率、科学中心の世の中に。日本人が社会というときには、今生きている人間だけでなく、死んだ人屋祖先や、周りの自然、生き物すべてを含んで社会というとられ方をしていて、里山も近くにあって、お隣さんと話をするのと同じように、キツネもちょっと気軽に声を掛けたり悪さをしたり。

ここ、じないまちでは、2017年の今でも狐に騙された話をされる方がいます。江戸・明治の町並が広域に残る町は、どこか不思議なファンタジーの世界のような感覚に陥ることがあり、そこで暮らす人の中にも、あれ、ひょっとして、この人は狐さん?なんて思うこともじないまち物語の茶事を世界をあれこれ考えていた時に、この記事画掲載された冊子を持ってきてくださったんも、里山の保全活動をされている方で、私は里山の狐さんと呼んでいます。

宮崎綾夫・スタジオジブリnファンタジー野世界は、どこかまだ日本人の心の隅っこにあって、時として何か大事な物事に気づかされてくれる。


こんなじないまち物語「狐伝説」の茶事をこれからも続けてゆきたいと願っています。
ぜひ、お付き合いくださいませ。5~6人様でリクエストいただきましたら、日程調整の上、そのグループの皆様のために開催させていただきます。
また、おりを見てお一人様からご参加いただける峯風庵主催の茶事としても開催させていただきたいとおもいます。


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